◆奥さん。
◆私は違う人と。
◆これもらってくださいよ、
「となりの人間国宝さん」に認定
さしていただきますわ。
お二人でどうぞ。
◆いただけるんですか。
◆結婚して何年になりますの?
◆結婚して…、2つぐらい前。
そやから、47年か、48年か。
◆2人とも覚えてないんか。
◆夫婦二人三脚で
平々凡々な暮らしができるのも
結婚生活48年、
奥様が前途多難な日々を乗り越えてきたからでしょう。
◆まあいろんなこと、
不満はあっても、心配はしてないです。
◆この人は、
いざというときはできるというふうに思ってはるんですね。
◆……でしょうね。
あんまり心配してないです。
◆何か涙出てきそうになる、
うれしくて。
◆これぞ永遠の愛!
◆これ、すごいね、
お城跡やって。
これ何ちゅうお城でっか。
◆勝龍寺城です。
細川ガラシャさんとか。◆細川ガラシャさんといったら、
明智光秀の。
◆嫁いできたんです。◆こっちに嫁いできたんですか。
立派なお城ですね。
すいません、どうも。
そうか、ということは、ここは城
下町になるのか。
何となく、そんな感じもするなあ。
情緒があるというか。勝龍寺って…、
勝龍寺ってお寺があるのかなあ。
どうなの、
これ。
ここにあるわ。
勝龍寺ってここにあるわ。
こんにちは。
こちらの奥様でいらっしゃいます
か。
◆そうです。
◆そのワンちゃんは何ちゅうワンちゃんで?
◆フレンチブルドッグです。
◆おいで、円さん。◆こんにちは。
名前何ていうんですか。
◆うめ。
◆うめ?
うめって。女の子?
◆女です。
◆それでスカート履いているのか。
◆どうぞ入ってください。
◆これは、本堂は?
◆本堂は向こうなんです。
ちょっと待ってくださいね。
◆何かやってますやん。
切絵体験。
すいません。
関西テレビの朝の「よ~いドン!
」という番組で。
◆どうもどうも。
いつも見させてもらってます。
この辺一体は、勝龍寺って、
地名になっているんですか。
◆そうなんです。◆そうなんですか。
こちらは奥様になるんですか。
◆そうです。
◆ご住職は、
お幾つになるんですか。
大分年が違うんじゃないですか。
◆愛には年齢差はない。もちろんですよ。
愛に年の差なんて関係ないですよ。◆68です。
◆ご主人が68。◆奥さんはお幾つでいらっしゃい
ますか。
◆59です。
◆8つ違いですか。
うまいことやりましたな。
◆勝運・ぼけ封じのお寺、
勝龍寺(しょうりゅうじ)。
さっそく
本堂にあがらせていただきます。
◆こんにちは、
どうも。
すみません、これは立派やなあ。
すごいすごいすごい。息子さんになるんですね。
◆そうです。
◆ほな、奥様でいらっしゃいます
か。
◆そうです。
初めまして。
◆これ、うちにもあったわ、
子供のころ。
何かしかし、お寺で、こうやって
いると、落ちつきまんなあ。
◆そうですか。
◆いつご結婚されたんですか。