は解説していきたいと思います。
まずは、きょうのトランプ大統領、
何を発言したのか、ご覧ください。
>>日本時間の午前11時、
民主党との対立で異例の1週間遅れとなっていた一般教書演説。
冒頭からトランプ大統領が呼びか
けたのは、
政治的対立の終結です。
その一方で、
野党・民主党と激しく対立する国
境の壁の建設については。
こう力説し、
支持層に向けて、
看板政策をアピール。
次の大統領選再選に向けた布石ということなのでしょうか。
また、
注目されていた2度目の米朝首脳会談の日程も明らかにしました。
去年は北朝鮮を強く非難していた
トランプ大統領。
米朝間の緊張緩和を成果として誇
らしげに語りました。
ただ、より時間を割いたのが、中
国との貿易摩擦についてです。
>>ほぼ同じタイミング、
同じ場所での首脳会談も取り沙汰されている、
米中朝の3国。
2つのトップ会談はどう絡み合うのか。
しれつな外交戦略の舞台裏に迫り
ます。
>>日程と場所が発表されました。
>>1時間20分、
30分ぐらい、トランプ大統領、
一方的に話したきょうの一般教書演説だったんですけれども、
まさにこの1年間やってきたこと
の自画自賛、
そして来年の大統領選挙にもう一
回出馬して、大統領再選されたい
という意欲が、
本当に出たきょうの演説だったんですけれども、
一番注目されていた、やはりこの
人、
北朝鮮のキム・ジョンウン委員長
との会談はどうなるのかというよ
うなことで、
はっきりと日時を明らかにしました。
去年の演説の中では、この北朝鮮
のことを、
核の問題もそうですし、人権の問
題でも、
かなり手厳しく批判をしていたこ
のトランプ大統領なんですけれど
も、今回は180度違う、もう今、
キム・ジョンウン委員長との関係は、
最高の状態にあるというようなこ
ともツイッターでつぶやいていた
ということで、今、世界の目がこ
の2人に向けられているんですけ
れども、私はきょうの演説を聞い
て、
このトランプ大統領とキム・ジョ
ンウン委員長に目を奪われ過ぎる
と、本当の思惑、
裏側にあるものを読み間違えるんじゃないかというふうに思いまし
た。
もう一人の見え隠れしている主役は、この人ですね。
中国の習近平国家主席なんですけ
れども、今、中国とアメリカは、
貿易戦争を去年からかなり激しく
やり合っていて、
年末から90日間のいったんちょ
っとこの問題を棚上げして、
停戦しましょうというふうに話し
ているんですけども、
そんな中で北朝鮮の話よりもやっ
ぱり中国の話がきょうはたくさん
出てきた。
その理由がやはり日程に隠されていると思います。
この中国と北朝鮮の会談が今月の
27日、28日、
行われることになりました。
そして実はこの翌日の3月1日というのが、
アメリカと中国の貿易戦争停戦の
期限切れ。
ここまでに話をまとめないと、ど
んなことが起きるか、世界1、
2位の貿易、
経済大国がさらにまた激しく対立し合うということになる。
こっちのほうが実は大きな問題に
なっていて、なぜこの数字、
日にちがそろってきたのかという
所に実は大きな裏側と足跡、これ
までの流れを見ていくと、いろん
なことが見えてくるんですね。
じゃあこちらから、まずことしに
入ってからの動きですけれども、
口火を切ったのは、やはり北朝鮮
のキム・ジョンウン委員長でした。
もう一回トランプ大統領に会う準
備がある。
つまり、