結構急やな。>>いやー、小豆島って平地のイ
メージが私、
あったんですけど。若一さん、
なんでそんな前かがみなんですか。
>>こないして歩かんと、
歩かれへん。
ここの角度、こうなる。
>>本当だ。
>>本当やろ?>>本当だ。
>>これはたぶん。
>>すごい角度。
>>公道で葉認められない角度や
ね。
>>それ以上に、えらいまた断崖
絶壁にあるんですね、この寺院。
>>これ、すごい。
>>うわー。
がけのふもとじゃないですか。
>>ここから登っていくんですが。
ちょっと私、気になっている世界
がこっちに。
これこれ、黒木さん、なんだと思
いますか?
これを写真で見ましてね。
あるとこで。
>>何?
>>これは一体何かなと。
絶壁の岩の隙間に、
SFチックな超モダンな朱色の建物がはまっているという。ちょっ
と今までね、たくさんね、日本中
でいろんな社寺を巡って見てきま
したけれども、こういうのは見た
ことなかったんで。
>>SF映画に出てきそうな不思
議な寺院の中は、一体どのように
なっているのでしょうか。
>>おー!
これまたすごいですね。
これも洞窟になってますね。うわー、あっ、
先ほどの建物の意味が見えてきま
した。
うわー、
これもまた珍しい構造ですね。
先ほど見た建物の、われわれ、
上に登ってきてるわけです。あそこからさっき見上げてたんで
すね。
こういう構造になってるんですね。
>>赤い不思議な建物は、洞窟に
食い込むような形で造られていま
した。
この洞窟に弘法大師が訪れたとき、
悪霊が暴れ回っていたため、
護摩供養を行って不動明王を祭り、
こう魔窟と名付けたそうです。
さらに洞靴には上へと続く階段が。うわ、
えー?
これ?
こうやって洞窟の上に上がってこ
れるんですね。
>>そうですね。
ここからも外の景色がすごいです
ね、これ。
洞窟の入り口が見えますけれども、
非常にモダンな従来のお寺の建築
にとらわれない発想で造っておら
れますよね。
全く赤いSFチックな建物の中とが、考えもしないコントラストで
すね。
>>あんな近代的な見た目なのに、
中入ると、時間の流れが分からな
くなりそうな。
>>分からなくなる、
本当にね。
死者というか、亡者の霊がすぐそ
ばにいるようなね、
感じさえしますね。
>>調査隊は最後の洞窟寺院に向かう前に、
ちょっと寄り道。
向かったのは、
お遍路さんに大人気のお寺です。
境内に子どものころの弘法大師、
稚児大師像がそびえたつ子安観音
寺。
良縁、
子宝に御利益があるとされるお寺でお接待として手打ちうどんをふ
るまっています。
お接待とは、
お遍路さんを応援する気持ちを表
現することで、弘法大師に対する
お供えの意味も含まれています。
うーん、
結構しっかり歯応えもありますね、
おうどん。
>>おうどんのお接待の歴史が6
0年ほど今、続いておりまして、
昭和の時代に3度の火災にお寺の
ほうが遭いまして、
お遍路様方に支えていただき、
何かお礼できるものはないかということで、始めさせていただきま
した。