2019/11/22(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


NSC・国家安全保障会議を開き
GSOMIAについて
協議しました。
昨日から異例の2日連続の
開催です。
そして、こうした中

カン・ギョンファ外相が
G20外相会合に出席するため
まもなく名古屋に向かうという情報も入ってきました。
日本ではGSOMIAについても
話し合うとみられ
日韓の関係改善の動きになるか
注目されます。
渡辺≫高橋さん、韓国に対する
輸出規制の強化を撤回しなければ
この考え方は変わらないと
韓国側は
ずっと言ってきたんですけれども
今のような内容になったということは
相当、水面下での
日本とのやり取りが
あったということでしょうか。
高橋≫韓国政府としては日本政府とギリギリまで
水面下の協議を
続けてきたんです。
それも、あらゆるルート
外交ルートであったり
情報機関ルートであったり
いろんなルートで
協議を行ってきた結果


やはりアメリカの強い働きかけもあって
韓国政府としても
GSOMIA失効を
このまま迎えるわけにはいかない
そして、韓国国民を納得させるためにも
何かしら輸出規制に関する
日本側の動きが
必要だと、こうしたところを
アメリカの仲介というか
働きかけによって
折衷案のような形で
このような判断をした
というふうにみられています。
渡辺≫分かりました。
取材を続けてください。
林≫続いて日本政府の反応です。
政治部の吉野さん。こうした韓国側の動きについて
日本政府は
どうみているんでしょうか。
吉野≫日本側の主張としては
これまで韓国側の
賢明な対応を求めると
言い続けてきましたので
今回の結論を評価する
ということになると思います。
もともと
GSOMIAが失効すれば
日本と韓国の安全保障面での
協力に断裂が生じるわけですから
喜ぶのは北朝鮮だけという状況に

なるところでした。
日本政府高官は
ボールはあくまで韓国側だと
話していまして、表向きは
決めるのは韓国側。
自分で振り上げた拳は
自分で下ろしてくださいという
スタンスでした。ただ
今ソウルからもありましたが
この間も水面下では、ずっと
協議が続いていたんですね。
合意の詳細は
まだ分かっていませんけど
日本政府の立場としては
GSOMIAという
安全保障に関する協定と
輸出管理は全く別問題という立場ですので
仮にこの条件が
輸出管理の撤廃であった場合には
日本政府としては
のめないんじゃないかと
思います。
かなりの譲歩となります。
ただ官邸関係者は
今回、文政権が
対応を変えれば、今後の
関係改善のきっかけになるとも
話していましたので
来月下旬には中国で日中韓サミットもありますし
今後は日韓が雪解けに向けて

進むかどうかというところが
課題となります。
渡辺≫分かりました。取材を続けてください。
磐村さん、伺いたいんですが
いわゆる執行の期限というのが7時間後に迫っていて
今夜の午前0時ということに
なっていたんですが
韓国側が破棄を凍結するっていう
これは平たく言うと先送りするということですか?
磐村≫そうですね。