専門家からは1か月では
収束が難しいのではとの見方が
出ています。
総理は1か月の間で制限の解除が
可能だというふうにご覧になっていますでしょうか。
また
感染が収まらなかった場合ですが
飲食を中心としている対策を
より広範囲にしたり
期間や対象地域の拡大を
検討されるんでしょうか。
最後に緊急事態宣言が与える
経済への影響・規模に関する
政府としての想定を
教えてください。
菅≫まず前回
緊急事態宣言を発出した時は
ひと月でありました。
当初の対策の効果が感染者数として表れるのに
2週間ほど
かかるということです。
それ以降に、そうしたものを
見極めて分析をして
対策を練る期間が
必要でありますので
前回と同様の、まず1か月に
させていただきました。
そして、収まらなかった場合で
ありますけれども
まず、専門家が感染防止対策の
急所としております飲食の
営業時間短縮を
今回行っています。
テレワーク、7割の実現を
したいと思いますし
20時以降の外出自粛
イベントの人数制限
この4点をパッケージとして
随時、状況を見ながら
必要な対策をとっていきたい。
このように思っております。
とにかく効果のある対象に
徹底的な対策を
講じていきたい
このように思っています。
経済の影響でありますけれども
経済の影響というものは
避けられないと思いますが
先に、財政支出40兆円
そして事業規模74兆円の
経済対策を決定しておりますので
こうしたものを活用しながら
雇用の維持
そして事業継続
こうしたものを
しっかりと対応していきたいと
思っております。
また、1か月での収束については
尾身会長のほうがよろしいと思います。
尾身≫1か月の件ですが
これは私どもは
当然のことですけど
1か月の間で
感染を下火にして
ステージ3に
近づきたいと思っています。
私どもは近づくための条件が
4つあると思っています。
まずは、具体的な、しかも強い効果的な対策を打つこと。
これが1つ目です。
それから、2つ目は国と自治体が一体感を持って
明確なメッセージを
国民に伝えること。
それから3番目は、なるべく早く
法改正をしていただいて
経済支援などをしっかりと
ひも付けるということです。
そうしたうえで
国民の更なる協力が
得られれば、この4つが
重要だと思っています。
確かに、1か月未満に
ステージ3に
近づけるということは
そう簡単ではありませんが
私は今、申し上げた4つの条件を
満たすために
日本の社会を構成するみんなが
しっかりと頑張れば
1か月以内でも
私はステージ3にいくことは
可能だと思っています。
≫緊急事態宣言で国民に緊張感を求める一方で
経済的な安心感を醸成することも
重要な課題だと思います。
前回の緊急事態宣言の際は
国民一律10万円の給付金。
これが支給されましたが
今回このような給付金を検討するお考えはありますか。
また、医療現場で