会食の機会などを通じて感染させていると見られ
市中で感染が広がっているという
状況です。
それに加えて感染経路が
分からないという
感染が増えているのが
大きいです。
感染経路を追えないということは
どこで感染したのか分からない
どこで感染するか
分からないということなんですね。
松田≫そういった人が
増えている状況に
今あるということですね。
藤ノ木≫これまで感染経路をたどって
早めに感染者を見つけて
隔離をするという
対策をとってきて
これが非常に効果的だったんですが
今は、それが
できない状況です。
現に、感染経路不明者の
割合を見ますと
去年11月1日を見ますと
半分を少し超える程度だったんですが
その後、徐々に上昇しています。
そして、1週間平均で見ますと東京都、神奈川県、千葉県で
ステージ3と4の指標とされる
50%を超えているんですね。
政府の分科会は
こうした状況も見ながら
東京などの
大都市部から
周辺に染み出すように
感染が
広がっているとしているんです。
高橋≫藤ノ木さん、海外では変異株が
急増の原因になってると
思うんですが
日本は、それ関係あるんですか?
藤ノ木≫まず変異したウイルスですけれども
イギリスや南アフリカで
見つかっています。
これらのウイルス
人に、より結び付きやすく
変わっていまして
感染力が高くなっているとされているんですね。
特にイギリスで見つかった
タイプは感染力が高く
70%増加していると
推定されています。
一方、国内での
変異ウイルスが検出されたのは
今のところイギリスに
滞在歴のある人や
その関係者などおよそ30人です。
いずれも海外で感染した人たちで国内で感染したケースでは
まだ見つかっていないんですね。
ただ、国内で感染した人
すべてのウイルスの遺伝子を
調べられているわけではないので
国内に入っている可能性は
否定はできません。
国立感染症研究所では
短時間で簡単に変異ウイルスを
検出できる手法を開発するなど
監視体制を強めているんです。
松田≫感染症の専門医である
舘田さんは
この変異株については
どう認識していますか?
舘田≫非常に心配です。
今、説明がありましたように今の段階では変異株が
日本の中で
広がっているという状況では
ありません。
全部を調べているわけではないですけども
恐らく、今の急激なまん延
増加というものは
変異株がない
新型コロナウイルス感染症として
広がっている。
ですから、ここに
もしも変異株が入ってきたら
さらに、速度的にそれが広がってくるということに
注意しなければいけないと
思います。
松田≫くわばたさん、どうですか。
くわばた≫ぞっとするというか
これ、本当になったら
今、ステージ4って
言ってるじゃないですか。
それで、怖いってなってるけど
まだ5いってないという
感覚の人もいるんちゃうかなって。
4でこの状態だから
5になったときって
本当に一歩も
家から出たらだめという状況に
たぶん、なると思うんですよ。