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2021/01/15(金) 08:15〜09:55 あさイチ「プレミアムトーク 吉田鋼太郎」[字]


というシーン、2人の流れで
できたところなんですか。
台本にはなかったんですか。
吉田≫なかったです。
大吉≫舞台でしたら
1回で済みますけれど
ドラマは何回も撮り直しを
しますよね。
アドリブを言ったものの
次の切り返しのときに


さっきのはいらないです、という
こともあるんですか。
吉田≫あります。
そうすると
やる気がなくなりますね。
大吉≫難しいだろうなと思って

役者さんって。
吉田≫スタッフも最初は
喜んでくれるんですけれど
もういいかなと思ってしまう
ところが、つらいですね。
華丸≫向こうも
言いづらいと思いますよ。
いいんですけど、ってね。
大吉≫時間もありますしね。
近江≫「麒麟がくる」の中で
吉田さんが特に好きな長谷川さん
とのシーンがあるそうです。
映像ご用意しました。
(VTR)
松永が光秀に頼み事をするシーン。
松永≫鉄砲20丁
どうしても用意せねばならん。
初めは松永が階段を下りて
頭を下げます。
松永≫お主から伊平次に
頼んでくれ。このとおりじゃ!
光秀≫いやいやいや…
それは困りますよ。
それを拒む光秀は、階段の下に。

松永≫わしに恩を売れ。
すると、また今度は松永が下に。
階段の高低差を使った2人のかけ合いが息ぴったりと
話題になりました。
吉田≫はい。
華丸≫本当に舞台のようにね。
近江≫舞台の階段のようにね。
吉田≫これも打ち合わせなしに
自然とこうなったというような
感じだったんですよ。
そうなると楽しいんですよね。
華丸≫本当は定点でやる予定
だったんですか。
吉田≫そうなんです。
でもせっかく階段もあるし
定点でやれと、ディレクターも
おっしゃっていましたけれど
ええと思って何かないかみたいな
という気にお互いになったんですよね。長谷川君と。
近江≫スタッフも
アドリブでカメラでついていった
ということなんですね。
今回チーフ演出を担当した
スタッフに聞きました。
吉田さんを松永久秀役に
お願いしたいちばんのねらいは
明るさだそうです。
吉田さんが出ると画面が華やいで
何か楽しいことがあるんじゃない
のと感じさせてくれる

暗くなりがちな
戦国時代を描くときに
映像が華やぐのは重要な
要素なんですと言っていました。
吉田≫なるほどね
それはありがたいですね。
近江≫ご自身も納得されますか。
吉田≫納得します。
大原さんは直接
おっしゃらなかったんだけれど
そういうふうになるように演出をしてくださったと思うので
明るい松永になっていますよね。
戦国時代のイメージは
覆されているかもしれませんね。
近江≫最後の
自決のシーンですけれど
ここも
チーフ演出によると
普通はしない立ったままの切腹で
しかも腹に突き刺した刀を
そのまま残すという表現で
鋼太郎さんなら、えぐさを超えた
熱量で見せてくれるのでは
ないかと
思ってこういう演出にしたという
ことなんです。
吉田≫そうだったんですか。爆死という
声もあったんですけれど
史実ではないでしょうけれどそういう伝説がありますので
茶釜に爆弾を入れて死ぬという


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