Categories: 未分類

2018/07/26(木) 16:47〜17:53 ten.【旬感中継!暑い季節にピッタリ!日差し対策に「和傘」はいかが?】[字]


その数およそ800人。
彼らのお目当ては。
>>ヒナが1羽だけきのう、
ちょうど母親の後ろに顔を出した
ようなね、それがきのうなんです
よ。
>>ケヤキの幹の大きな穴に居着いたフクロウ。
実は毎年この時期、フクロウがこ
こで子育てをするんです。
お母さんのそばには、


ふわふわの毛に包まれた2羽の赤ちゃん。
フクロウは毎年、
3月ごろに卵を産み、1か月、
卵を抱きます。
新緑の季節になると、
卵からかえった赤ちゃんが顔をの

ぞかせるんです。
>>あー、
いるー。いた、いた!
ヒナが顔を見せてくれて、
飛んでくれたらなおベスト。
>>里の人たちも楽しみにしてい
る、
フクロウの巣立ち。
しかし、
ことしはフクロウの親子に壁が立
ちはだかりました。
>>縄張り争いといいますか、
フクロウの親がね、
出てきたときに、顔出したときに、
もうカラス2羽がね、つつきに来るんですよね。
それが本当にね、
ヒナが出たときに心配ですね。
>>心配の種は、
このカラス。近くに巣があるらしく、大ケヤキ
にやって来ては、親子を追い出そ
うと攻撃します。
ヒナたちを守るため、
巣の入り口に陣取って、
必死にカラスに抵抗するお母さん。

例年なら5月中旬の巣立ちが、ことしは大幅に遅れていました。
>>あんな親がいることないもん。
だからこうしてずっと見張ってるでしょ、親が、
子どもをね。
だけどカラスのほうが強いからね、心配、それが。
>>おなかをすかせて鳴くヒナ。
カラスの危険はあるものの、お母さんは山へ行き、餌を与えます。
その隙を狙うカラス。
攻撃はやむことはありませんでした。
そんなある日。
>>見えないですね。
無事でいてくれたらいいんですけ
どね。
>>2羽のヒナのうち、1羽が見
当たりません。
まさか、
カラスが。
>>向こう側のところに落ちまし
た。
>>必死に探しました。
すると、
堅いコンクリートの上に、
不安げに立ち尽くすヒナが。
カラスのせいでしょう。
高い大ケヤキにある巣から落下していたのです。
まだ十分飛べないヒナをそのまま
にしておくわけにはいきません。
ヒナを見つけたカメラマンは、
しめ縄の上にそっと戻しておきました。
しかし翌日。

草むらの中にヒナは横たわっていました。
もう起き上がることができません。
>>すみません、
よろしくお願いします。
>>フクロウの保護施設に運ばれましたが。
助かりませんでした。
>>親はかなり夜鳴いて、
子どもを探してたんですけども、
やっぱりヒナはね、
返す、
鳴けなかったんです。
せやから親が見つけられずに、
衰弱して死んでしまったんですけどね。
>>平田さんは、
ヒナが生まれ育った大ケヤキの根元に、亡骸を返しました。
>>今、
顔ある?
>>もう1羽。
兄弟を失ったヒナですが、その後、
巣立ちを果たしました。
フクロウの親子が大ケヤキから旅立ち、
山へ帰ると、季節はもう夏。
>>すごい。すごいな。
>>うわっ、きれい。
>>飛べ!
>>あ、
いたいた。
おっ、行った、行った。
>>飛んでくれた。
>>あそこや。


Page: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

ikatako117

Share
Published by
ikatako117