>>ちょっと、
時速100キロのボール見せてあ
げて。
>>あーっ!
こわっ!
怖い!矢のように飛んできた。
>>さあ!
いいところを見せてくれるかの。
>>いきます。
>>おっ、
おっ、
おおっ、おっ!
>>力んだ。>>すごいな。
予想外。
>>あーっ、
うそ、
もう2点。>>もう2点ですよ。
>>そのあとも立て続けに点を奪
われる中谷。
ハンデをものともせず、
皆川選手が第1セットを先取じゃ。>>俺、
このあとにやるの嫌だわー。
>>じゃあ赤星さん、
もうちょっとハンデもらいましょ
う。
>>うん。
>>ここ、
半分。
>>どういうこと?
>>えっ?
ここをもう半分タオル敷く。>>まじで?
>>もうちょっと小さくても。
>>まじで?
>>本当ですか?
監督、ありがとうございます。
>>中谷のずうずうしい要求に、
さすがの皆川選手も困惑気味かと思いきや。
>>でも勝てると思います。
>>おーっ!さすが。
>>レッドスターよ、
ここまでのハンデをもらったら、
元プロアスリートとして負けられ
んぞ。
>>おっ、入ってる。
やったー。
>>さすがの皆川選手も、
この行き過ぎたハンデには大苦戦。
レッドスターが着実に得点を重ね、
迎えたセットポイント。
>>やったー!
やったー!
勝った!
>>よし、つないだつないだ。
任したぞ。
>>よっしゃー、よっしゃ、
きましたね。
>>いよいよ、勝負が決まる第3
セット。
中谷よ、今度こそ番狂わせはなる
か?
>>よっしゃー!
アウト。
>>よしよし。
>>このままいけると思ったのも
つかの間、
気付けば、
皆川選手のマッチポイント。>>よし。
あーっ!
全然だめだった。
>>さすがです。
っていうことで、
ありがとうございました。
>>ありがとうございました。
>>もちろんね、いくらハンデを
もらっても、
勝てるわけはないんですけども。
>>そうです。ということでです
ね、ホシケンバッジを、
ぜひ、
皆川選手、目立つ所につけてくだ
さい。
>>ありがとうございます、
つけます。>>ありがとうございます。
>>今、掲げてる目標は、
どういう目標ですか?
>>おっきな目標は、
ことしの全日本ジュニアで大阪で開催されるんで、この全日本ジュ
ニアで優勝して、で、
世界で活躍できるような選手になりたい。
>>卓球の町へと変貌を遂げた貝
塚。
将来、卓球の金メダリストが生ま
れるのを、楽しみにしておるぞ。
卓球クラブジョイでは、
増田も82歳のおじいちゃんと対決。
>>おー!
>>おっ、おっ。
>>おいおい、増田よ、完敗では
ないか。
>>アウトー!