読レビ

いから。
そこから気がついてなくてという
感じです。
◆実は奥さん、沖縄へ行く前に、
東京と韓国へ
寝ずに弾丸旅行。
アクティブ過ぎる行動が引き起こ
したアクシデントだったのですが、
その後…。
◆私はもう、１回死んだ人間やか


ら、
自由奔放に生きるという気持ちに
なってしまった。
◆死ぬ寸前、自由奔放にしてたの
に。
◆心臓がとまってしまったから、

死ぬかわからへん、
だから好きなことして生きようと
思って。
ミュージカルに出会ったんです。
◆はい。これ？
◆これなんです。
◆ミュージカルに出会って、
１００人で一般の素人の人が集ま
って。
◆奥さん、どこにいてるんですか。
◆私、その赤いのです。◆楽しそうですやんか、
奥さん。
◆そこから人生が変わって、
何でもやったらできるんだみたい
な感じになって。
◆奥さんが参加しているコモンビ
ートは、
公募で選ばれたアマチュアの役者
１００人が
１００日間の練習を経て舞台に立
つミュージカル。
数々のアクシデントを乗り越えた
奥さんは、
ミュージカル女優として、活躍し

ているんです。
◆奥様は楽しんでおられますけれ
ども、
ご主人はちょっと寂しかったりし
ないんですか。
◆私は
自分の仕事ができるだけで楽しいので。
女房元気で留守がいいが、
一番うれしい。
あんまり、ずっと家におられても
嫌やし。
◆普通、逆ですけどね。
◆だから、炊事、洗濯、全て私がやってる。
◆ええ？！
奥さん。
１回、心臓がとまったことを
有効に使い過ぎじゃないですか。
ぜひこれもらってください、
「となりの人間国宝さん」。
認定させてもらいます。
◆ありがとうございます。
◆お二人に、ぜひ。
◆ありがとうございます。
◆最愛の奥さんの心臓がとまった
ときは
入れ歯が飛び出るほど驚いたとい
うご主人。
不死身のミュージカル女優は、
これからも、
人生を謳歌し続けるのです。

◆奥様、
どうですか、
日ごろの感謝の気持ちといいますか、
ご主人になかなか、面と向かって
言うこともないと思いますが。
◆主人のおかげです。
◆もし恥ずかしかったら、ミュー
ジカル風に言ってもらっても…。
◆ミュージカル風にですか？
◆いけるんですか。
まさかの。
まさかの反応でした。
そんな～！って言うと思ったら、
まさかのミュージカル風で、
お願いします。
◆いいですか。
いつもいつもありがとう～♪
◆どうも。
◆ご主人、いかがでしょうか。
◆もう満足です。
◆これぞ、おしどり夫婦！
◆何かね、
この奥さんとしゃべってると、
こっちまでハッピーな気分になり
ます。
明るい方です。
◆楽しいわ～。
よく両方ともバツイチさんでしょ
う。
それでうまく、いい夫婦にまため