このサバを香港で売り出そうというプロジェクトも始動していた。
>>味と品質というか、
安全性には本当に自信がありますので、必ず香港の方々にも、
お客様にもご満足いただけるとい
うふうに自信を持っております。
>>香港初進出を目指すのが、
大阪を中心に国内18店舗を展開しているサバ料理専門店、
サバーを運営する鯖や。
日本でも珍しい生で食べられるトロサバの刺身が看板メニューだ。
>>サバーのサバって、やっぱり
すごいおいしい。
香港ってグルメの街じゃないです
か、だからこそ、おいしいものは
認められるんちゃいます。
>>日本からっていうのはすごい信用度が高いので、
食べてみようっていう入り口はあ
ると思う。
>>国内で認知度が急上昇してい
るサバの刺身。
その秘密は、徹底した品質管理に
あった。
>>これがアルコール式の凍結機
で、
これで凍結をかけています。
>>鮮魚をマイナス30度のアルコールに漬けて、瞬間冷凍。
鮮度が命のサバを新鮮なまま冷凍
することができるという。
通常は高級魚に使われる最新の凍
結方法。
>>普通のマイナス30度ぐらい
の凍結庫に入れれば、1年間でも
大丈夫です。
>>1年後でもお刺身としても食べられる?
>>食べられます。
全然問題ないです。
>>実際、
一般的な冷凍庫で凍らせたサバと比較すると、一般的な冷凍技術で
は、身から水分が浮き出て、
うまみが逃げてしまっていた。一方、
瞬間冷凍の技術では、水分が見ら
れなかった。
日本が誇る最先端の技術を使って、
世界へ。
これまで鯖やは試験的に香港で特
設店舗を開設。
手応えを感じ、本格的な進出を決
めた。
高品質な日本の食材をなぜ香港に
輸出するのか。
実態を解明するため、
われわれは貿易を推進する組織、
JETROを訪れた。
>>香港が、
そもそもがまず関税がないフリー
ポートっていうことがありますの
で、
日本食以外の世界のものが集まる環境というのがまず整っていると。
食品に対する世帯当たりの食料の
支出割合というのは
非常に高くて、約日本の1.7倍
ぐらいあるといわれています。
ですので、食に対しては非常に貪
欲だし、
グルメ志向というのがあって。
>>去年、
過去最高のおよそ8071億円を
記録した日本の農林水産物と食品
の輸出。
その中でも、
アメリカや中国をしのぎ、
日本からの輸出額1位となったのが、
実は香港だった。
その額なんと総額のおよそ4分の1、
1800億円余りに上る。
さらに香港では1300店舗の日本食レストランが営業している。
現地で日本食はどう受け入れられ
ているのだろうか。
>>ほとんど毎日です。
>>日本食は香港でとてもよく知られていて、
材料も簡単に手に入るので、よく
調理もします。
>>関西が誇るあの特産品も香港
に進出していた。
日本一の出荷量を誇る、紀州、
和歌山産の南高梅だ。
JA紀南は、
2014年から品質の高いこのブランド梅の輸出を始めた。
>>30トン弱ぐらいでしょうか
ね、ほぼ香港です。
梅ジュースの試飲とか配っても、
すごく甘くておいしいっていうことで、すごく人気です。
>>和歌山の梅は、
香港のどのような場所で売られているのか。
>>ありました。
紀南の梅と書かれた和歌山産の梅がこちらで売られています。
>>和歌山ブランドの梅は、
新鮮なまま香港郊外の高級スーパーで、日本のおよそ2.5倍の値
段で販売されていた。
>>梅酒を漬けるセットなんかを、
これが日本の習慣というか、カル