私も内田家の墓に入ります。私が買った墓だからね。
あの世では同居?
そうね。
でも骨だからしゃべることはない
から、
むかっとはしないでしょう。
>>さらに、
希林さんにもう一つの転換点が訪
れます。
それが病との出会いです。
2005年に乳がんを摘出。
2013年には、
全身のがんを告白しましたが、
きりん節が衰えることはありませ
んでした。
>>いろんな記事で、私がね、頑
張ってるっていうけど、
ちっとも頑張ってないのね。
みんなのほうが薬飲んでますよ、
日常生活で。
気をつけてることは、大食いにな
らないように。
>>ご家族は長生きしてもらいたいみたいに。
>>あんまりそれは思ってないみ
たいよ。
でもね、お父さんを残されたら大
変っていうのがあるのよ。
そういうことなのよ。
>>先月には、
大たい骨を折って入院し、一時、
生命が危ぶまれた希林さん。
その病床でつづった直筆のメッセ
ージを、
娘婿の本木まさひろさんが見せて
くれました。
>>細い糸1本でやっとつながっ
てる。
声ひと言も出ないの。
しぶとい困ったばあばです。
はさみの絵なんですね、ここ。
実は。
いつ切られてもおかしくないとい
う、自虐の。
ここでもずいぶん、私たちも思わ
ず笑ってしまったんですけど。
>>最近まで精力的に女優として
活動し、
来月公開される映画にも出演して
いた希林さん。
>>お抹茶はお茶わんに残さない
ように、
最後に音を立てて飲みきるの。
>>え?
音立てるんですか?
>>うん、
そうなの。
それが全部頂きましたっていう合図でもあるのね。
>>お茶って変ですね。
>>あら、
そうかしら?
>>最後まで銀幕でも日常でも、
すとんと抜けた生きざまを見せ続
けてくれました。
>>この体は借り物なんですよね。
これだけ長くがんとつきあってい
ると、いつかは死ぬじゃなくて、
いつでも死ぬという感覚なんです。
でも、
借りていたものをお返しするんだと考えると、すごく楽ですよね。
今なら自信を持ってこう言えます。
きょうまでの人生、
上出来でございました。
これにておいとまいたします。
>>第一報を聞いたとき、本当な
んか直接、お会いしたことはない
んですけれども、なんとなくこう、
ショックで、
でも自然体で自分を生き抜かれた
方ですよね、靖さん。
>>なんかでも、
日本のよき古きおばあちゃんっていうか、
やっぱりあの家族のことも思いな
がら、なんか今回、亡くなられた
ときに、いろいろこの樹木希林さ
んのコメントがクローズアップさ
れてて、すべてがおなかにくると
いうか、あっ、
こういう生き方がいいのかなとか、
僕らのイメージっていうのは、
寺内貫太郎一家のときに、
あのジュリーって、
沢田研二さんのポスターの前で叫
んでるイメージ。
あのころからおばあちゃんなんで
すよ。
聞くと30代でしょ、新喜劇でい
ったらくわばらかずおさんですか
ら。
でも、そのイメージずっと残しな
がら、やっぱり私生活でもやっぱ