それなりの教習をやらないと、
やっぱり道に出ないでくださいと
かいうような扱い方にこれから変
わってくると思うんですね。
まず位置づけです。
>>では続いて、
希代の個性派女優が75歳の生涯に幕を閉じました。
おととい亡くなった樹木希林さん。
存在感あふれるその演技と生きざまで、
夫以上にロックな人生を歩んだ名
女優でした。
>>きょう午後。
>>裕也さん、
ご愁傷様でございます。
希林さんへの思いをひと言お願い
できないでしょうか?
>>家族らに見送られ、自宅を後
にした樹木希林さん。
>>映画というものに関わったのは、
せりふが覚えられなくなって、
映画ならカット、
カットで撮るから、
そこで生かしてもらおうかなっていうような気楽な感じできたので。
>>せりふなんか覚えられなくた
っていい。
>>いいね、
そんなんでお金もらえて。
>>おばあちゃんも、もらってる
じゃん。
>>私のは慰謝料だもん。
>>慰謝料?
>>そう。
>>年金は?>>うん、
年金、
年金。>>そこにいて、
渋く柔らかい光を放っているだけ
で、
何者にも代え難い存在だった女優、
樹木希林さん。
おととい、75歳で亡くなりまし
た。
希林さんは1961年、昭和36
年に、
文学座付属演劇研究所の1期生と
なり、
ゆうきちほの芸名でデビュー。
ところが、
15年ほど使っていたその名前を、
ほかに売るものがないという理由
で、
テレビのオークション番組でおよそ2万円で売ってしまいます。
>>私はとにかく、先に走り出し
ちゃうんです。
でも突拍子もないことを思いつく
のが、私たちの仕事じゃないかし
ら。
遊びをせんとや生まれけむ。
>>役者としてはドラマ、
寺内貫太郎一家などで20代のころからお年寄りの役を演じ、
当たり役に。
>>日常のなんでもないことを描くのが、ホームドラマなのよ。
ふだんから人間を観察して芝居に
生かす。
それをね、
私の肉体を通じて表現するのがおもしろくなってきちゃった。
>>げんさんって本当に優しい人。
>>そんな希林さんが、1973年、
人生の大きな転換点を迎えます。
ロックミュージシャン、
内田裕也さんとの結婚です。
しかし、内田さんからの暴力に恐
怖を感じ、僅か3年で別居。
以来40年以上、
年に1回会う程度ながら、
不思議と信頼し合っているという、温かくもきぜんとした夫婦生活が
続きます。
内田さんが交際していた女性に、
強引に復縁を迫り、女性の自宅の
鍵を無断で取り替えて侵入し、
逮捕された際は。
>>こんなつまんないことでお呼び立てしてというか、来ていただ
いて、本当に申し訳なく思ってお
りますが、本当の謝罪はもう本人
から、70過ぎておりますので、
しっかりと、
私は頭はちょっと下げないでおき
ます。
>>希林さんのほうから、
最初の1分間ぐらいのあとに、
謝らないんですかっていうふうに
おっしゃったので、
僕もまあ、
いろいろよろしくって、
訳の分かんないことを言って、
出て行かれるときに、じろっと見て、
それでは失礼しますというひと言
だったもんで、
その夜はあまり眠れなかったんで
すけれども。
>>死んだら、