るものは賠償してほしいです。
＞＞原告のイ・ギョンジャさん７
５歳。
年老いてもなお、なぜ法廷での戦
いをやめることができないのか。
われわれは、その訳を知りたいと
思った。
イさんは戦時中、
日本の軍需工場に労働者として動員されたおばのために裁判を続け
ている。
おばは１７歳の若さで日本で亡く
なったという。
手元にはおばの写真すら残っていない。
僅かにあるのは、名前が書かれた
一枚の資料。
本名の横には、
山本秋子という日本統治時代の通名が書かれていた。
＞＞小学校の成績、
それぞれに成績があって、
非常にですね、
こうやって見ると、
ゆうしゅうな勉強のよくできる子
どもだったというふうに書いてあ
ります。
＞＞地震で、
地震で亡くなりました。
寄宿舎なのか、
工場なのか分からないのですが、
工場で働いている最中に地震が起きて、外に出て、
それから亡くなったと聞いていま
す。
＞＞その地震とは、
終戦の前の年に起きた、
マグニチュード７．９の東南海地
震。
判明しているだけで犠牲者はおよ
そ１２００人。
敵に被害を知られてはならないと
いう国の命令があり、
隠された地震といわれている。
被害の実態は分かっていない。
あのとき、
日本に行かなければ、
おばは死なずに済んだのではない
か。
その問いかけを、ずっと続けてき
た。
＞＞私もいつも胸に石が詰まった
感じでした。
でも、
いい判決が出たら、
私も重たい荷物を降ろして、少し
休みたいです。
おばさんと一緒に、
天国に成仏されると思います。
私たちのことが終われば、
歴史も終わると思います。
私はそう考えています。
＞＞徴用工の像を作る現代アートの彫刻家、イ・ウォンソクさん。
今、また一つ、
新しい像の制作に取りかかっている。
韓国にも日本にも、
戦争によって狂わされた一人一人の人生が、
数限りなくある。
そんなメッセージを込めて作っている。
＞＞お互いの特性を認めて尊重し
合ったとき、韓国と日本は、
たくさんの発展の可能性を持って
いると思います。
でもそれが歴史問題になれば、
一気に閉ざされてしまって、
止まるのが、あまりにも残念です。
何かがこう、
つかんでいるんです。
プライドのようなものが。
政治やイデオロギーの面で、
そういったことをもう少し簡単に取り除いていければいいのにとい
うのが、
私の一番の願いでもあります。
＞＞やはり、この歴史と政治とい
うのは、深く絡み合っているんで
すね。
＞＞２０１８年は、
いろんなことが一気に噴き出した
一年だったなというふうに何度も
朝鮮半島を取材して思ったんです
けれども、ひと言で歴史と言って
も、
私たち、知らないことがやっぱりたくさんあるんですね。
来年・２０１９年のこの朝鮮半島
を巡るキーワード、私はこの１９
１９。
１９１９年というふうに思います。
来年がちょうど１００年だという
ふうにＶＴＲにもあったんですけ
れども、この１９１９が、
どういうふうに影響が出てくるのかということを、こういうふうに
考えているんですけれども。
ご覧ください。
この１９１９年というのは、まず、