このままいけないぞっていうのはすごくありましたから。
＞＞指揮官の謝罪。
その行動とことばは、ダメ虎とい
われていたチームを、
長い眠りから目覚めさせた。
＞＞ああいう監督の采配ミスを、
次の日に、
きのうなんかあったの？
というぐらいがんがんがんがんがんってやっつけてくれたわけです
よ。
そのときに、ことしいける！
こいつらいける。
＞＞当時、
タイガースに移籍して１年目だっ
た金本知憲は、どう感じていたの
か。
＞＞星野さんのときは、やっぱり、ぴりっとしましたね。
空気感というか。
＞＞金本さんって、
そんなやっぱり、
なんかチームを変えたというイメージがあるんですけど、
選手個人には言うてました？
＞＞勘違いするなとかね。
努力し続けないと、
すぐ弱点攻められて、終わるよとかね。
油断したら、もうだめとかね、
そういうことは言ってましたね。
＞＞先頭に立つ金本の姿も、
チームメートを確かに変えていった。
タイガースは怒とうの快進撃を始
める。
観客動員数も初めて３００万人を
突破した。
＞＞甲子園、
甲子園、阪神の胴上げ、
甲子園。
万歳！
＞＞そして迎えた平成１５年９月
１５日。
誰もが、
もう見られないのではないかと思っていた夢は、現実のものとなっ
た。
＞＞星野仙一監督５６歳、
阪神タイガースで突っ走った２０
０３年ペナントレース、セ・リー
グを制しました。
＞＞今の気持ちからお聞かせください。
＞＞ああ、しんどかった。
＞＞優勝が決まって第一声が、ああ、
しんどかったというようことをお
っしゃいましたけど。
＞＞あんた、感情が足りないよ。
＞＞もっともっとですか？
＞＞ああ、
しんどかった！
ほんまにそうなんよ。
めっちゃしんどかった。
しかも、
あのね、
読売テレビのインタビューか、フ
ァンにインタビューしてたのよ。
いつから待ってるんですか？って。
アナウンサーは、
きのうからですと、
徹夜で待ってますという答えが来るだろうと思ったのが、
１８年待ってます。
それを聞いたときに、
うわぁ。
まあま、
神様なんて言いたくないけど、あ
んたいたずらで、あんた、
甲子園でしなさいよというような、
お伝えがあったような気がするな。＞＞１８年ぶり、
平成に入って初めての優勝に、フ
ァンは酔いしれた。
２年後、
岡田監督の下、
再び優勝。
このとき、
阪神タイガースは本当に強かった。
＞＞レフト、
金本、バックステップで捕りまし
た！
阪神タイガース、
２年ぶり５度目のリーグ優勝。
球史に残る鉄壁のリレー、
ＪＦＫをバックに栄冠を勝ち取りました！
＞＞２００３年、
２００５年と優勝、
何回見てももう一回見たくなる、
そういう気持ちになりますよね。＞＞黒木さん、赤星さん、
かっこええやろ。
＞＞いや、
めちゃくちゃかっこいいですね。
＞＞すごい人やねんで。＞＞いや、
すごいすてき。
いやぁ、本当に。
今もすてきですけど、当時はもう、
なんかそれを上回ると言うと失礼ですけど。
＞＞目つきがちゃいますよね。