熊本も近いから→
「おどん」とか
「あっどん」とか言うんですよ。
何? それ。
俺達のことを「おどん」っていってあいつらのことを「あっどん」。
「おどん」 「あっどん」。
だから うちの親父がうちの女房に話した時に→
「おどんがですね
あっどんがですね」って言ったら→
この地方は よっぽど おいしい
丼ものがあるんだと思った。
(笑い)
思う 思う。
(陣内) 俺 佐賀の時なんか→
「あさん こんごろ ちきっとばしとんこじぃとらせんこ?」って。
それ 今 何て言ったの?
(陣内) 分かんないでしょ?
「あさん」 お前
「こんごろ」 この頃。
「お前 この頃」。
「ちきっとばかし」ちょっとばっかり。
調子に乗っとりゃせんか?
っていうのを→
「あさん こんごろ ちきっとばし
とんこじぃとらせんこ?」って。
≪確かに≫
(竹山) 分かんないですね日本語に聞こえないです 確かに。
はぁ~ あっ そう。
「わかい とんこちぃといえ~」。えっ 何?
「とんこちぃと うわ
がばい ちゃあがつかやん」。
「ちゃあがつか」って言う。
ねぇ。
今 何 言うた?
うわ あいつ 恥ずかしいなっていうのを「ちゃあがつか」。
「ちゃあがつか」って言うの。
(陣内) 不思議なんですよ「そいぎんた」とか言うんですよ。
「そいきんたん」?
「そいぎんた」っていう 何か→
仮面ライダーの悪役みたいなね。
「そいぎんた」 うん。
さよならって またねとか。
「そいぎんた!」って言うの?(はなわ) 「そいぎんたね!」って。
ほな 「ウェ ウェ~」とか
言えへんの?
アッハッハ! そいぎんたんだ!
とか 誰もノリよらへんの?
「そいぎんた」。
佐賀空港の屋上で みんな「そいぎんたね」。
はぁ~。
(松尾) 英語に変換しやすいです。
シー ユーっていう感じ。
違う 違う。(竹山) どういうことですか?
何が? 何にも
英語に近づいてないやろ。
長崎は 「さよなら」は?
「さいなら」って言うだけですね。
たぶん そうだと思ったけど。
はぁ~ そうか。
だから 竹山と陣内君の言葉は
ちょっと違うの?
地元が ちょっと違うから。
だから いったら 僕ら福岡県福岡市なんですよ。
福岡市は
いったら 標準語なんですよね。
九州の標準語?
標準語みたいな言葉ですよね。なるほど なるほど。
(陣内) 僕 高校から ずっと 博多
だったんで 博多の友達が多くて→
どうしても 博多っていう
イメージがあるんですけど→
でも やっぱり 繁華街の人が
偉そうにしてますよね。
この間…
福岡会ってやってるんですよ。
福岡の人間ばっかり集まって
西内まりやちゃんが来たんですよ。
そしたら パンクブーブーの
黒瀬君が幹事やってるんですけど。
「まりやちゃん どこ?」
って言ったら→
「私 中央区です」
「あっ 中央区! もう 中央区!
中央… 中央に
行って!」とか 何か もう。
あっ もう 「中央区は
中央区だ 席は」言うて。
どぶろっくって
いるじゃないですか。
彼ら 佐賀なんだけど
福岡大学出身なんですよ。
だから 僕 呼んだんですよ。
そしたら 黒瀬なんか「お前 佐賀やろ?
この線から こっちは県境」。
(竹山) どぶろっくかわいそうでしたよ。
「もしかしてだけど」。
潮田さんは?(潮田) 私は北九州のほうなんで→
限りなく 山口県に近いんですよ。
あぁ なるほど。
だから もう 博多とは