>>改めてこの2人の間に何があ
ったのかなんですが。
>>この事件というのは、同じ警
察官ですけれども、被害者と加害
者の関係、そして事件が起きたこ
の交番に、2人しかいなかったん
ですね。
まさに密室の状態の中にあったと
いうことなんですけれども、
いわゆる教育をする側とされる側
の警察官どうしが、いつ、
どういうふうに出会って、そして
事件の日を向かえたのかというこ
とを、少しカレンダーを作りまし
たので、ご覧いただきたいと思い
ます。
去年の3月26日に、
この加害者側のこの19歳の元巡
査がこの交番に配属されました、
ここにいた教育係の警察官が、
被害者だったわけですね。そしてじゃあ、
この2人がここからどういうふう
な勤務をしていたのかということ
なんですけれども、実は、
この赤で囲っている所が、
勤務を一緒にしていた日なんです
けれども、
朝から夜をまたいで次の日の午前
中まで勤務をするのが、
交番の勤務になってるんですけれ
ども、
この30日の1回、
そして4月になって2日の2回目、
そして5日の3回目、
そして8日の4回、
そして5回目に事件が起きている
ということなんです。
僅か5回しか一緒に勤務をしてい
ない。
しかも、最初の3回というのは、
もう一人別の警察官が一緒にいたので、2人で勤務したというのは、
この8日のところと11日のとこ
ろの2回しかなかったんですね。
江坂記者も今、
中継のリポートで
言っていましたけれども、一番大
事なのは、この当日、一体何があ
ったのかということで、
一般市民の方が2人の勤務の様子を見かけていたということなんで
すけれども、
実は人材派遣会社のある従業員が捜索願を出したんですね。
その捜索願を受け取りに行く。
実際、
どういうふうにどの人がいなくな
ったのかということを、この2人
で聞き取りをするという仕事が、
この11日の日中にあったんです
ね。
そこでかなり教育をする、
射殺された教育係の巡査部長にか
なり怒られていたと、
叱責をされていたと、
仕事がなかなか要領をえなかったということだったと思うんですけ
れども、そういうことがあった夜
に、
実は事件が起きたということで、
そういう行為とじゃあ、
事件と一体どういう関係があるの
かということが今後、
解明されていく大きな焦点になる
んじゃないかと思うんですね。
>>では再び、中継でお伝えしま
す。
江坂さん。
その焦点、
今後は何が焦点になりそうですか
?
>>裁判の最大の争点は元巡査の
刑事責任能力です。
ただ、
元巡査側は起訴内容については認めていますので、犯行の事実につ
いては、争いません。
元巡査の精神状態が、
犯行にどの程度影響したのかとい
うことが争われるということにな
ります。
>>分かりました。中継でお伝え
しました。
2人の間で起きたことで終わらせるのではなくて、
この教育の在り方、
組織全体の問題として若一さん、
考えないといけないですよね。
>>そうですね。特に、
山川さんご説明にあったように、
それほど高度な密度の高い接触時間じゃなかったということは想像
できますよね。ということはやっ
ぱり、この19歳の当時ね、
巡査の精神的な忍耐度が低すぎる
んではないかという見方ができま
すし、それからもう一つ気になる