＞＞入ってるものはですね、納豆とキムチ、
あと大根おろしですね。あとはネ
ギ。
＞＞でもなぜこの料理が、
元八郎丼というのか。
＞＞元八郎丼は、元八郎っていう
お客さんが、もともとうちにいま
して。
＞＞元八郎とは、常連客の名前。今から４０年前、
納豆嫌いの彼のために、納豆好き
の先代店主が、
納豆のおいしさば分からせちゃる
たいと作ったのが始まり。
結果、毎回注文するほど大好きに
なったことから、
元八郎さんの名前を料理名にした
んだそう。
＞＞元八郎丼。
＞＞めっちゃええ匂いする。
＞＞うまい！
おー！
納豆のうまさはそのまま、
においは本当に全然しないですね。
キムチはでも合います、すごいや
っぱり、納豆と。
＞＞そうですね。
＞＞相性抜群で。
＞＞あとやっぱり、しょうゆが変
わったもの使ってますので、塩辛
いしょうゆだと、その味にはなら
ないんで。
＞＞ならないんですね。
僕も納豆嫌いがなおりました。僕は納豆、大好きですよ。
＞＞それでは鎖国メシを家庭でも
まねできる本日の開国レシピ。
教えてもらうのは、
お酒の締めにも、朝ごはんにもぴったりな元八郎丼。
まずは味の決め手、
福岡ならではの甘辛しょうゆだれから。
＞＞しょうゆに砂糖とみりんを１
対１対１で混ぜていただければ、
だいぶ近いものが出来上がると思
います。
＞＞卵と混ぜた納豆に、
ほぼ同量の大根おろしを、
水けを切って加えます。
大根おろしは、
納豆の臭みやねばねばを抑える効
果があるそうなんですよ。
あとはキムチ、
ネギ、
そして特製の甘辛しょうゆだれを
かけて、混ぜれば完成。
発酵食品の納豆、キムチ、
そして大根おろしは合わせて食べると、
期待できる整腸作用もアップ。
美容にもうれしい博多屋台の鎖国メシ。
これにて開国！
＞＞さあ、
スタジオにも開国メシを再現した
元八郎丼、ご用意しました。
それでは皆さんも、ごめんくださ
い。
＞＞そうですか。
＞＞これでいっちゃおうかな。
＞＞飲みの締めとかで食べはんの
やろな、こういうの。
＞＞納豆に合うものばっかりです
もんね、これ。
＞＞いただきます。
＞＞そういうことですか。
＞＞おいしいぞ！おいしいぞ。
＞＞うん、おいしい！
＞＞思ってたのと違う味だ、
なんか甘いしょうゆですね。＞＞さっぱりしてるし。
＞＞本当、
この甘辛いたれが合いますね、納豆に。
＞＞あとキムチの酸味がいいのか
な、これ。
＞＞本当だ、大友さん、いかがで
すか。
＞＞納豆嫌いの人でも、
これあんまり臭いがしないんで、キムチのちょうどいい感じがマッ
チングして、最高です。
＞＞最高ですか。
きょうはこんだけの明太と、ビー
フバター焼き、
メニューに自分の名前付いてたら
、しばらくは自分の、店に連れて
きて自慢してたんですけど、元八
郎さん、
でも１８年ほど前に転勤して、福
岡には、今、いないそうです。
食べたいんじゃないですかね。
お客さんに、
ほとんど料理名を尋ねられるそう
で、この名前にしたのを後悔した
こともある。
皆さん、きょうで覚えていただき
たい。