皇族方のほか、
宮内庁と皇宮警察の職員が儀式を
見守りました。
＞＞では続いて、
大田さんです。＞＞よろしくお願いいたします。
＞＞お願いします。
＞＞今回取材に行ってきたのが、あいりん総合センターですね。
こちら、
日雇いの仕事を求めて日々労働者が集まる、あいりん地区を象徴す
る建物なんですが、もう今やね、
一番観光地になったあべのハルカスや通天閣からも程近い場所にあ
るんですね。
実はこのセンターは老朽化で建て替えられることになりまして、
今月末にいったん閉鎖することに
なりました。
西成の街が変わりつつある中、一
体、あいりんセンターの現状はど
うなっているんでしょうか、取材
してきました。
降りしきる雨の中、集まってくる
人々。
午前５時、
シャッターが開いた建物の中に、次々と入っていきます。
労働者の街、
あいりん地区の象徴、
あいりん総合センター。
日雇いの仕事を紹介する、労働福祉センターのほか、
市営住宅や病院も備える、
全国で唯一の施設です。
＞＞６４１、
６４２、
６４３。
＞＞地域の清掃などの仕事を求めて、
毎日２００人を超える人々が集ま
ります。
あいりんセンターは、
半世紀にわたって労働者の生活を支えてきました。
しかし。
あいりんセンターの３階です。こちら、
天井見上げますと、
コンクリートの一部が剥がれ落ちてきている場所が目立ちます。
配管なども相当さび付いていまし
て、
こちらでは雨漏りしている場所も
あります。
相当、老朽化が進んでいることが
分かります。
５０年が経過し、さび付いた建物。
耐震性に問題があることも発覚し、
建て替え工事のため、今月末、
その歴史に幕を下ろします。
あいりん総合センターが誕生した
のは１９７０年。
大阪万博が開催されるなど、
建設ラッシュ真っただ中の時代。
職を求める人たちが全国各地から
押し寄せ、
あいりん地区は労働者の街として
にぎわいました。
しかし、
行政や警察への不満などから、
暴動が起きることも。
街では違法な露店や薬物の売買がはびこるなど、
次第に治安の悪い街というイメー
ジが広がっていきました。
＞＞西成区のある特定の地域に限
って、
いろんな策をもう次から次へと打
ち込んでね、
そこに子育て世帯を呼び込んでく
ると。
＞＞この状況を打開しようと７年
前、
当時の橋下市長が掲げたのが、
予算や人員を西成に優先的に配分する、
西成特区構想。
警察のパトロールや防犯カメラの整備などが進められ、
違法薬物の取り引きや不法投棄は
激減。
治安が改善されたことで、
西成に宿泊する外国人旅行者は急増しました。
さらに、
３年後には駅前に大型リゾートホテルが開業するなど、
街の様子は変わりつつあります。
一方、
あいりん地区の労働者は、
ピーク時には３万人以上いたとされていますが、
今は１０００人程度と、
３０分の１ほどに。
移り変わる街に、
減り続ける労働者。
これほど巨大な施設が、
今後もこの街に必要なのか。
施設の在り方が西成の大きな問題
となっています。
＞＞昔はもう人がいっぱい、
この場所でたむろしててですね、
食堂も全部開いてたんですけども
ね。
＞＞２０年にわたって労働者の生