活を支援してきた、
山田實さん。
かつては、
自身も労働者としてこの施設を利
用していました。
>>よりどころとしか言いようが
ないですよね。
ほかに行き場所がなかったわけで
すから。
自分がちゃんと家を持ってね、
そこで憩える場所があったらいいんですけれども、
やっぱりその日その日暮らしを押
し付けられてきた現状があるわけ
ですから、そしたら、やっぱここ
しかないわけですよね。
>>建て替え後、どのような施設
にするべきか。
5年前から、
地域住民や労働者の団体、行政などが一体となって話し合いを続け
ています。
その結果、
市営住宅は今の施設の真横に移転。
さらに、
隣にある空き地には病院が建設さ
れることになりました。
肝心の労働福祉センターは、
今の場所での建て替えが決まり、それまでは仮の移転先で運営され
ます。
新しい建物は6年後に完成する予定ですが、
具体的な内容はまだ決まっていま
せん。
>>単純に人の売り買いみたいの
だけを行うようなセンターではな
くってね、
訓練も兼ねたような、
新しい労働センターに作り変えて
いってもらったらいいかなと思っ
てます。
児童館とかね、
保育所なんかも整備するとかです
ね、地域住民も一体となってね、
みんなが使えるような施設がいい
かなと思ってるところです。
>>そしてきのう、
今の施設のすぐそばに作られた仮の移転先で運営が始まりました。
一部、
反対する労働者もいましたが、
大きな混乱はありませんでした。
今の建物は今月末に閉鎖される予定です。
西成の移り変わりとともに、
街の象徴はどのような姿に生まれ変わるのか。
>>以前、
ニュースドライブで辛坊さんが取材されましたよね。
>>私、1か月ぐらい前に、
もうここ閉鎖されるって話が来たんでね、
見に行きましたけれども。
うーん、
だいぶ様変わりですね。
特に南側の地域は、
わりと中国人の方が経営するカラ
オケスナックみたいなやつが、
もう大にぎわいになってまして、
びっくりしましたけれども、19
70年の大阪万博の、
実は残しというかですね、それをこれから2025年の万博に向け
てどう変えていくのかという。
大阪が試されてる、
本当に場だと思うんです。
>>本当にだいぶ街がね、変わっ
てきてるんですよね。
>>そうなんですよね。
ですから、この街の活性化という
のがずーっと会議で話し合われて
いまして、例えば、屋台村を作ろ
うとか、
定期的にライブを開こうとかいろ
んなアイデアがあるわけですが、
そういった活性化と、
どうこのセンターが調和していくかというところが。
>>こう見てると、なんというか、
労働者の街っていうかね、閉鎖さ
れたような雰囲気があるんで、一
般の人たちも一緒になってくると、
意識も随分と変わってくると思う
んですよね。
>>非常に難しいテーマで、
恐らくきれい事だけでは済まされない難しさというのがあると思う
んですよね。
>>ここまで大田さんでした。
ありがとうございました。
では続いて、ノゾキミです。
>>京都にある剣道の道具を扱う
お店の店長は、
元ミスユニバースの滋賀県代表。
剣道の魅力を世界に広めようと、奮闘する姿をノゾキミしました。
>>すみません、
お待たせしました。確認お願いします。
>>京都・西陣にある武道具店の
看板娘、木村香奈子30歳。
父が創業した武道具メーカーの本