2019/06/29(土) 16:30〜17:55 スーパーJチャンネル[字]


すぐ手を離すんですよね。どうですか?これ。
≫これ、気遣ってるんですよ。
これは習近平国家主席がトランプ大統領を待っている。
そして、どうぞという
ジェスチャー
これは気遣っているわけです。

トランプ大統領は、前日から習主席が歩み寄りましたから
本能的に自分が有利だと
つかんでいるんです。
ですから、握手も
長い握手をしないわけです。
有利に立っていると
本能的にわかってる。
≫そこはわかっているので
4秒ぐらいで十分だと。
≫十分で
本能的に自分が有利だと。
≫会談前から様々な心理が
読み取れるわけですが
そういった状態を経て
いよいよ会談は始まるわけです。
その中での争点がこちらでした。
やっぱり米中首脳会談の争点としては
アメリカ側が去年から
両国の間で続いていました追加関税のかけ合いですよね
アメリカ側が
第4弾の発動をするのかどうかが
1つ注目で
今日は新たな関税は課さないと
表明をしました。


これで1回休戦というか停戦というか
ちょっと先送りという感じに
なったんですけれども
これ、落とし方。
海野先生はどのようにご覧になりますか?
≫これは答えは
トランプ集会にあるんですよ。
この間の再選表明の集会に
行ってきました。
17時間、並んだんですけど
トランプ大統領の支持者に中国についてどう思うかって
ヒアリング調査を
やってきたんです。
そうすると、白人労働者の方が
中国というのは非常に不公平だと。
アメリカを利用してきたんだと
トランプはその関係を修正しているんだと
不公平な関係なんだと。
つまり中国に対して怒りとか不満があるんです。
≫敵視しているんですね。
≫トランプ大統領は大阪で合意したら
困るんですよ。
投票日は来年の11月3日なんです。
その怒っている
不満な支持者たちを
引きずっていくんですよね。
つなぎ留めていくと。
来年の選挙。
恐らくこれはトランプ大統領はどこかの時点で
勝利宣言をするんです。

中国に対して
貿易問題で勝ったと
勝利宣言は恐らく来年の大統領のテレビ討論会が
始まる秋の前でしょうね。
そこまで引きずるんです。
山あり谷ありが続くんです。
この問題は。
≫つまり先生、大統領選挙を
すごく意識していて
そこに向けての
行動だということですね。
≫ものすごく意識してるんです。
つまり、中国との貿易問題は
再選戦略に
組み込んでいますからね。
トランプ大統領は
関税というのは美しいものだと
言ってるんです。
FOXのニュースで。
適切な使い方をしていれば
美しいものであると。
美しいものというのは
トランプ大統領は
関税というのは
中国に効くと思ってるんですよ。
関税なしでは
中国とは交渉できないと
述べているんです。
しかも、適切な使い方というのはTPPのような多国間では
貿易のルールがありますから

通用しない。
関税というのは
米中のような2国間で
力を発揮してくれる武器だと
理解しているんですよ。
≫そういう意味では
第4弾をちらつかせて
今回、合意して
中国が輸入を拡大すると
言っていますから