報じられているだけでも
これだけの疑惑が
浮上しているんですね。
渡辺≫李さん

今、韓国のメディア
このニュース
一色だそうですね。
李≫朝から晩まで
この話題で持ちきりです。
あんまりにも落差が大きくて


この人はクリーンなイメージ正義の味方として
今まで振る舞ってきたのが
ふたを開けてみると
偽りの人生そのものを
歩んできた男という。
そういう落差と事件そのものが
あまりにも巧妙なので
それに
興味を持っているんですね。
渡辺≫こちらのパネルを
見ていただきたいんですが
文在寅大統領の支持率ですが
赤いのが支持で青いのが不支持なんですが
今日発表された最新の数字で
不支持が４９％という数字です。
この報道が始まってから
支持と不支持が
逆転し始めました。
そして、チョ・グク氏は
法相にふさわしいかどうか
聞いた質問について
ふさわしくないと答えている方が
５７％いるという数字が
出ていますが
李さん、そもそもこの人を法相にしようと思った
どういう狙いが文在寅大統領の
中にあったんでしょうか。
李≫この方は文大統領を手伝って
今まで保守政権の積弊
流れ積もった弊害を一掃する

作業に手を貸した人です。
渡辺≫積弊っていうのは
積もるっていう字に
貨幣の幣と書いて。
昔からある悪い部分のことですね。
李≫悪い部分をきれいさっぱり
清算する作業
彼が旗振り役だったんです。
法相に起用して司法改革して
こういう公職者みたいな
保守系の人たちを
更に一掃するというか
掃除するという。
それにこの人を起用して
しかもこの人は
文大統領の後継者。
次の大統領にするんだという
そこまで
考えていたらしいんです。
そうすると、自分が退いても
この方が大統領になれば安心だということが
あったと思います。
渡辺≫大統領候補になる可能性すら
あった人物なんですね。
実はこれは来週の動きなんですが
就任への道として
来週の月曜日、火曜日に
人事聴聞会が韓国で開かれます。
これは閣僚などを任命する前に国会で
候補者の経歴や人格などを

検証する場。
いってみれば、身体検査をする
場所でもあるわけですが
これに出てくるかどうか
ということも
１つのポイントでは
あるんですけれども。
これを文在寅大統領が
認めるのかどうなのか。
こんなに批判が出ている人物を
法相に任命することを強行するのか
断念するのか。ここが非常に
大きな分かれ道になっていると
李さん
指摘してらっしゃるんですが
強行した場合と断念した場合
どうなっていきますか。
李≫まず、国会聴聞会で
降格しても不降格にしても
文大統領は任命することが
可能なんです。法律的に。
強行した場合は
このような疑惑の男を
法務大臣にしたら、これは泥棒を
警察長官にしたようなものだと
批判があるんですね。
しかし、これを断念すればどうなるかというと
この方は
民間人になってしまうので
今度は検察が自由にこの人を