2019/09/17(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


ドアとかふすまなどに使われる
サンブスギ

これはスギの名前ですが。
スギの名前の場合は
点がついてサンブスギというそうなんですが
この杉の産地として
知られていて
市の森林面積のおよそ6割の
サンブスギなどの杉が
占めるといわれています。
市内では今日午後3時現在まだ、およそ7500軒が
停電していて
その原因の1つには
サンブスギなどの倒木が
挙げられております。杉林の
中継先に寺崎ディレクターが
行っているんですが
倒壊状況、どんな状況ですか?
寺崎≫こちらでは折れたままの電柱が
手つかずになっているんですね。


そして、その先電線にもたれかかるような状態で
何本もの杉の木が
倒れかかっていたんですが
立った先ほど重機が入りまして
撤去作業が入りました。
こちらは生活道路となっており
朝から住民の方が何人もこの下を
小走りで走り去る様子なども
見られ
非常に危険な状態が
続いていたんです。
千葉県内では9日に
最大瞬間風速57メートルの
南東の風を観測しまして
画面で言いますと左から右に
強風が吹いたとみられています。
そして、業者の方に話を聞きますと
こういった
もたれかかった木の撤去は
非常に難しいということで
どの部分を切断するかによってバランスが
崩れてしまう。更なる
被害が増大するかもしれないので
難しいということなんですね。
なので、木を1本撤去するにも1時間以上かかる場合があり
電柱が復旧するまでに
かなりの時間を要するとみられています。
渡辺≫寺崎さん、今
リポートの中で
風速50メートルを超える風が

南東から吹いたと。
つまり南東から吹けば
北西のほうに木は倒れるわけで
その辺一帯の山林の杉というのは
どうですか?ほとんど同じ方向に倒れていますか?
寺崎≫この先にも
かなり倒れている木があったということなんですが
それも、同じ方向に倒れて
その倒れた木が
この電線を引っ張って
電柱が倒れて
折れてしまった状態と
なっています。
渡辺≫相当な数がありそうです。
この倒木の本数ですが。
寺崎≫かなりたくさんあるように
見えるんですが
この現場以外にも
かなり手付かずの
杉の木が
たくさん見られました。
まだまだ時間がかかると
みられます。
渡辺≫分かりました。
これが電気が復旧を
妨げている
1つの要因であるということが
この映像からも分かるんですが
実は、山武市によりますと
電線などに絡まった倒木を

撤去するためには危険が伴うということから
原則
東京電力の立ち会いのもとで
行うそうです。
市としてはパトロールを行うなど
被害箇所の把握に
努めているんですが
自治体だけでは
現状、倒木の撤去は困難な
状況であることが
取材から分かってきました。
また、今回の台風による
倒木被害の状況について
山武市から東京電力には
停電が確認された
9日、月曜日から今日まで
順次FAXで
報告しているそうなんですが
今のところ東京電力から
返答がないということです。