華丸≫分かりやすかったですね。
顔バズーカで倒している。
大吉≫よけいな成分も入れちゃうんですね。
小林≫例えば、合剤の市販薬
中を見ますとABCと複数の成分が入っていますね。
入っている成分が多ければ
多いほど自分の体に合わない成分が入っているリスクが高まります。
そこにさらに別の合剤の
市販薬をのむと
摂取する成分の種類が
増えてしまうことになります。
それだけではないんですね。
Aという成分は両方の市販薬に含まれていますよね。
そうするとAの成分の
摂取量が増える
さらにBとEの成分
違う成分なんですが
成分の組み合わせによっては
効果を打ち消しあったり
逆に強く作用してしまうという
こともあるということで
本当に仕組みを知れば…。
大吉≫先生がおっしゃってました
けれども、市販薬は弱いという
イメージがあるので
一日3回のところを
4回のんでもいいんじゃないかと
考えがちだけれどもそれがすごく
リスクを高めるんですね。
小林≫弱いイメージと
おっしゃってましたけれども
実はいろいろ入っている
ということです。
華丸≫早く治そうっていう
気持ちも強いからちょっと足して
のむパターンが多いと
思うんですよね。
病院に行く暇がないとか
そういう人たちが。
小林≫時間がないときとか
早く治したいときに
買いますものね。
大吉≫薬剤師の村松さん
こういう買い方は
やめたほうがいいんですよね。
村松≫そうですね。
いろいろな薬が一緒に
入っていればいるほど
副作用のリスクも高まりますし
あとは慢性疾患のある方など
考えなければいけないことがいくつも増えていってしまうので
そのリスクを避けるためにも
専門家も基本的には
1個の成分でどうにかならないか
というところをベースにして
どの薬がいいかというのを
考えていきます。
小林≫ここまで市販薬の注意点を
見てきましたが全部覚えるのは
大変ですし
細かくこの薬と自分の体調まで考えると不安もありますので
村松さんからの
アドバイスがこちら。
市販薬、小さな悩みも相談を。
村松さん、その心は。
村松≫私もドラッグストアで
10年近く働いているんですけれども
相談していただいていたら
防げていたかもしれない患者さん、お客さんの体調不良と
いうのもあるんですね。
なので、こんなささいなことって
もしかしたら
皆さん思われることも
専門家にとっては結構大きなこと
だったりすることもありますので
ぜひ薬剤師とか
あとドラッグストアでしたら登録販売者がいますので
一声かけていただいて
市販薬を一緒に上手に
使っていきましょうというのを
お伝えしたいなと思います。
小林≫ちょっと忙しそうだなと
遠慮してしまうかもしれませんが。
大吉≫レジで後ろに並んでいたら
ぱっと買って、この場をと
思いますけれども。
小林≫相談してください
ということです。
コロナ禍でのお薬とのつきあい方
続いて市販薬に関して
少し気になることがあります。
全国のドラッグストアで
組織される
日本チェーンドラッグストア
協会が
去年、市販薬による10代の薬物
濫用撲滅宣言を発表しました。
コロナ禍の今、若者の間で
市販薬の過剰摂取が広がっている
と専門家も指摘しています。