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2020/12/29(火) 22:00〜23:30 マツコ・デラックスが紐解く日本のモテ現代史[字] 最強種族・女子大生のモテビジネス…

>>恋に焦がれる全ての人に。
およそ私たちを取り巻く森羅万象。
幾多の変遷を経て、目の前にある。
移ろってきた時代を振り返れば。
>>出てこい、こら!
>>思わず絶句することも少なく
ない。
契約という大人の事情に翻弄され
た女優がいる。
>>ハチ、おやめなさい。
>>わが日本テレビのドラマ、
伝説の秋田犬ハチ。
>>ハチの字にふんばってるから。
>>ハチ、今の鳴き声、先生に届
きましたよ。
>>静ひつで神がかった彼女の演
技は、見る者を魅了した。先に断っておくと、このドラマ枠、
エンディングには、
あるアーティストの楽曲を使うという縛りがあったと思われる。
そして、迎えた感動のクライマッ
クス。
その曲は流れた。
>>何、これ。
>>こんな曲、流れてた?
えっ、このドラマに?その曲?
>>これ、何度見てもすごいわね。
>>そうやったん?
>>えー?
>>まさにシュールレアリズムと
いっていい。


パンタレイ。
万物は流転する。
きのうの常識は、きょうの非常識。
当プログラムでは、あるものが最
も怪しい輝きを放っていた時代を、
マツコ・デラックスと共にディー
プに振り返る。
こよい見つめるのは、モテへの執
着が燃え上がった時代。
誰も皆、心のどこかでモテたいと
願っている。
かつて人は、
ブラウン管のスターに憧れた。かっこいい、
かわいいとつぶやくとき、そこに
は、
あんなふうになりたいという大そ
れた願望も潜んでいる。
一心不乱にスターを模倣すること
は、モテたいという思いの表れで
もあったのだ。
だが昨今、
価値観の多様化と情報の細分化は、
モテ願望の構図を根底から覆しつつある。
ユーチューバーから地方のキャバ
クラ嬢まで、憧れの対象は、
限りなくわい小化した。
大阪の半グレグループ幹部の男に
さえ、ファンがつき、歌舞伎町に、
反グレ憧れを増殖させるこの時代を、どう受け止めるべきだろうか。
若者たちに影響力のある好きな女


性インフルエンサーのランキング
をご覧いただこう。
正直、ほとんどが未知の原石だ。
インターネットテレビの恋愛リア
リティーショー、
オオカミ君には騙されないから3
人がランクインしているが、
だまされているのは、われわれで
はないのかと、身を乗り出してし
まう。
今や共通言語としてのモテは、
風前のともし火なのかもしれない。
何しろ、男と女を引き合わせるシ
ステムが、
一般に浸透しつつあるのだ。マッチングアプリである。
登録しておけば、
平均4か月で恋人ができるとうたうこちらのアプリの場合、自分の
プロフィールを登録して、
カタログを見るように相手を品定め。
いいねを押して返信を待つだけだ。
つきあうまでに出会う人数は、平均7人。
同時進行でやり取りする異性は平
均5人と、現代にあって、
一つの出会いに費やす情熱は限り
なく薄いことが分かる。
>>なんだ、この番組?
>>あなたは、
モテに飢えた列島の過去をご存じ
か。
>>何これ?

>>おぞましいけれど、
これは紛れもない日本人の肖像。
>>思い切り寝ます。
>>あぁ、いいね、最高だね。
>>モテ救世主が言い放ったこと
ば。
>>いつでも×××を撃っていける態勢。
>>うるさいなぁお前、本当にも
う!>>通称ナンパ橋と呼ばれている
んだそうでありまして。

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