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2021/01/15(金) 16:40〜18:45 スーパーJチャンネル[字]

≫あえて脅すような言葉を使い警鐘を鳴らすのは
救急隊員の教育にも携わる
順天堂医院、橋口尚幸教授です。
救急搬送の実態は、日に日に
深刻さを増しているといいます。
≫年末年始ごろから
自宅療養中のコロナ陽性患者の
救急要請が
増えていることもあって
搬送を断られる事例が
増えているというのです。
≫コロナ禍前は
現場から病院まで
平均して40分ほどだった
搬送時間は
何倍にも
膨れ上がっているといいます。
ただ、搬送できるだけ
ましなほうかもしれません。
実際には救急車に乗ることさえ
かなわないケースも。
≫搬送先がないため
泣く泣く、患者を
自宅に置いて帰らざるを得ない。
そんなケースは珍しくないといいます。
都内では、これまでに
自宅で療養中に亡くなるケースが
3件報告されています。
医療現場は待ったなしです。
≫その救急医療の現場で


今、大きな負担となっているのが
発熱などでコロナが疑われる
患者の存在です。
≫そんな疑い患者を受け入れる
等潤病院の伊藤院長は
自転車操業の窮状を訴えました。
≫応急措置のため設けた4つの病床に入った
コロナ疑いの入院患者は
PCR検査で陽性となれば
感染症指定病院に
転院となりますが…。
伊藤≫病院が転院先を
何とか10件以上の病院に
連絡をして
初めて見つかったということも
最近は結構、出ています。
≫反対に、陰性となった場合でも
一般病床に
移さなければなりません。
しかし、こちらも繁忙期で
100%近い稼働率のため
常に退院待ち。
伊藤≫陰性にしろ陽性にしろ
その病床を空けるための調整が
すごく難しい。
≫それを示すかのように
等潤病院ではコロナ前の年と比べ
救急要請数が
急増しているのに対し
患者を事らわず受け入れたことを


示す応需率は
今月に入り80.9%と
激減しています。
ただの発熱が医療現場を
疲弊させる現実に、医師は…。
≫危惧される医療崩壊。
東京都は都立広尾病院など3病院を
コロナ患者を受け入れる
実質的な専門病院とする
方針です。
そのため、現在入院している一般の患者は
転院を余儀なくされています。
今月30日に広尾病院で出産予定だった女性。
病院から転院が告げられたのは
9日のことでした。
≫また
出産費用も問題になりました。
都立の広尾病院では
出産育児一時金の
42万円に近い金額ですが
紹介されたほかの民間の病院は
20万円から30万円も
高かったといいます。
≫夫婦ともに
エンターテインメント系の仕事をしている彼女は
コロナ禍で収入が減少。
少しでも費用を抑えるため東京より少し安いという千葉で
差額10万円ほどの病院を
選びました。
≫こうした声が

届いたのでしょうか。
昨日、東京都の小池知事は
転院による出産費用の差額を支援すると語りました。
林≫今回取材させていただいた
女性は
本当にコロナで大変な状況なので
もちろん協力したい気持ちはあるんですけれども
あまりに突然で
出産間近だったこともあって
本当に

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