渡辺≫こんにちは。
「スーパーＪチャンネル」です。
台風１５号による大規模停電から
８日が経つんですが今日もツイッターを見ますと
千葉県山武市の方から
助けを求めるＳＯＳの投稿が
相次いでいます。
林≫「早く来て、助けて」ですとか
「ここは
忘れ去られているのか」など
いまだに支援が届かない惨状が
つづられています。
渡辺≫番組では
ＳＯＳが発信されている
山武市の状況を
緊急取材させていただきました。
≫１１日ぶりの登校です。
今日、休校になっていた千葉県内のほとんどの学校で
授業が再開されました。
しかし…。
藤原≫赤いポールの位置にあった
コンテナが
あちらのテニスコートまで
飛ばされました。
≫学校の敷地には
いまだ台風の爪痕が。
更に、台風直撃から９日目にして
未だ復旧がほとんど進んでいない地域もあるんです。
≫千葉県北東部の山武市。
おびただしい数の倒木が行く手を遮ります。
寺崎≫こちら、電柱が
真っ二つに折れていますね。
≫奥には何本もの木が
電線にもたれかかるように
倒れ込んでいました。
寺崎≫もう電線が切れそうですね。
木の重みで
電線が切れてしまいそうです。
≫別の場所では
北陸電力の作業員が
応援に入っていましたが…。
≫千葉では南部を中心に
電気など復旧の遅れが
指摘されていますが
ここ、山武市でも
いまだ７５００軒
市内の３割ほどの人が
最長で２７日まで
電気のない生活を強いられると
見込まれています。
住民は二転三転する
復旧見込みの情報に
振り回されてきました。
≫ＳＮＳで山武市の現状を広めてほしいと訴えていた
坂本さんです。
当初、３日ほどで停電が解消されると聞き
１日２万円もの
ドライアイスを買って
冷蔵庫を冷やしてきましたが…。
≫１５日かけて手作りするデミグラスソースなど
一部の食材を残して泣く泣く
大半を廃棄したそうです。
山武市を取材して
更に気づいたことがあります。
断水についてです。
山本さん夫婦は市などから配られた水で
生活してきました。
≫次の瞬間…。
≫水をくみ上げるタンクに
発電機が取り付けられ
２日前に水道が一時的に復旧。
今朝、再び水が出たのですが
そもそも山本さんが住む
住宅街の断水は
千葉県などが把握している
断水世帯の数に
入っていないのです。
住民によるとこの住宅街およそ６００世帯には
開発した民間業者が
井戸水などをくみ上げて
配水しているそうです。
公の浄水場から水を引いていないので
県は断水しているかどうか
そもそも把握できないといいます。
千葉県では、分かっている限り
およそ１万軒で断水が続いていますが
もっと多くの人が、断水に
苦しんでいる可能性もあります。
渡辺≫「ここは
忘れ去られているのか」
「助けてほしい」と
ツイッターが投稿されている山武市というのは
千葉県全体でいいますと
県北東部ですね。
海岸線は九十九里に
面しているんですが
人口およそ５万人の街です。
電気の復旧が最も遅れると予想されている街なんです。
実は、山武市では