今回、いわゆるベイエリア、
あるいはウォーターフロントにお
ける災害リスクというものが、
一挙に顕在化したと言わざるをえ
ないですね。
>>ここからは蓬莱さんです。
よろしくお願いします。
>>よろしくお願いします。この
火災に関してなんですけれども、
先ほど岩原さんが住之江区から中
継していましたけれども、
そのときに壊れた車の近くで、
ガソリンのような臭いがするというレポートあったんですね。
もしかすると、こういった突然、
何かが燃え出すというようなことが、まだ例えば、
壊れた車の近くなどではあるかも
しれません。
ですから、ガソリンの臭いなど、
なんかちょっと変な臭いがするなと思ったら、こういう火災の危険
性もあるということを、ちょっと
一つ、
注意点として覚えておいてもらえ
ればなと思ったところです。
今回の台風は、記録的な風が吹き
まして、
各地の最大瞬間風速をこちら見て
みますと、
大阪市内でも47.4メートル、
そして関空島では58.1メートルという、
観測史上1位の強い風の吹き方と
なりました。
今回のこの台風、
教訓を今後に残すためにも、名前を付けるとすると、
どういう名前かというと、
こちら。今回の台風は、
こう言えるんじゃないでしょうか。
第3室戸台風と。
室戸台風とは何かといいますと、
大阪の過去の最大瞬間風速の記録を調べてみました。
こちら。
これが第2室戸台風なんですが、1、2、3位の画面、
出してもらっていいですか。
大阪の最大瞬間風速の一番の記録が、
実は室戸台風の60メートル。
2番目が第二室戸台風の50メートル、これ今回なんですね。
この台風、
3つ共通するのは実は室戸岬を台風が通過して、
神戸に再上陸した台風というのは、
大阪でものすごい被害が出てるんです。
これは波、
高潮とそれから風に関してなんですね。
ですので、一つきょう、キーワー
ドとして今後、
覚えておいていただきたいのは、
大阪府の方、室戸岬に台風が来て、
神戸市に再上陸するときというの
は、
非常に危険な台風になるというの
を、
今後の教訓として覚えておいても
らいたいですね。
これをちょっと地図で説明してい
きますと、これ、地形を見ていた
だければ、
大阪平野というのは南側に湾も開けてるのが分かるかと思いますね。
室戸岬はここです。
このときには、
台風の風というのは、
反時計回りに回っていますので、
実は室戸岬に上陸するときという
のは、東風になるわけなんですね。
そうすると山に遮られるので、
大阪では風吹かないんですよね。きのう朝、晴れてましたもんね。
ふだん、
台風が例えば和歌山通って東に進むときなんかも和歌山ではものす
ごい雨風なんですけれども、実は
大阪、意外とそんなことないって
いうことも、結構ありますよね。
これはなぜかというと、周り、山
に囲まれてるからなんですよね。
ただ、例外があるんです。
室戸岬から神戸にやって来る、
この台風は非常に危険で、この進路を通ると、
まずどの台風でもいえることなん
ですけれども、
台風の目の東側、
離れた50キロというのは、
台風の一番強い南風が吹くんです。
神戸に上陸したタイミングというのは、
大阪東側の50キロに当たるので、
風が強くなるんですけれども、
そのときに台風に向かうこの南西
の風、
そして、
もう一つ、
明石海峡を通って、西風が入るん
ですよね。
そうすると、これ見ていただくよ
うに、
京阪神は神戸にやって来る台風と