>>やっぱりその接見の場所って
いうのがね、
アクリル板で蹴って、
出ていったということですけど、
じゃあ何かね、
接見されている側の容疑者が、
なんか変な気を起こして、アクリル板をぶち破ってそこにいてる弁
護士をなんか、暴力振るったり、
もし殺すようなことがあっても誰も気付かない空間ということなわ
けですよね。
>>本当はそういうのを防止する
ためにブザーが設置されてたりと
か。
>>中には、ブザーないんですか
?
弁護士側が終わりましたよってい
う鳴らすブザーはないんですか?
>>インターホンはある、警察署
もあるんですけど。
>>チェックインじゃないけど、
サインとか、何もないんですかね
?
>>ほかの警察署はちゃんとブザーで運用してたので。
やっぱり、面会室って手薄になる
んでね。
>>ただ先ほど話題にも上がって
ましたけど、
樋田容疑者はすでに、この要注意
人物とされてたわけなんですよね。
>>そこがポイントなんですよね。
まずちょっと抑えておきたいのが、留置業務の最大の目的というのは、
自殺やそれからみずからを傷つけ
る行為とか、逃走とか、証拠隠滅
の防止です。
これが最大の目的です。
逃走前に樋田容疑者の行動、
言動ですね、自殺をほのめかすとか、
これちょっとうそか誠か分かんな
いんですけど、
硬いものを飲み込んだといって、
腹痛を訴えて病院にも行ってると
か、兆候はあるんです。
そもそも樋田容疑者はすごく若く
て、それからたくさん犯罪を重ね
てるので、次の懲役も長いんです
ね。
だから、逃走とかあるいは自殺と
か、危険性を察知できる人物では
あるわけです。
だから監視体制を強化すべき人物
だとして、警察も考えてはいたん
ですけれども、
逃走を結果的に許してしまったということになりますね。
>>若一さん、なら一層なぜとい
うことに尽きると思うんですけれ
ども。
>>それとね、
私もう一つ考えるべきことがあっ
て、
拘置所の、
留置署のこうぞうですね。
10年ぐらい前に大阪府内のある
警察署を見学したことがあるんで
すけども、
その警察署は建て増し建て増しして、署をですね。
初めから決まってた場所に、
留置所が設定されているんじゃなくて移動しているんですね。
ということで本来でしたら、接見
室から、逃げようとしても絶対逃
げられない構造、建物的構造にす
べきところをやってないわけです
よ。
だから、
拘置所を管理する側のヒューマン
エラーは起こるという前提に立っ
て、物理的、構造的にそれが、
できないような構造をあらかじめ用意しとかなあかんのに、それが
できてないというね、根本的な問
題があります。
>>出ていくときに、テレビ局で
も大概、
パスとかないとかなり入りにくか
ったり。
>>今はさらにそうですよね。
>>出て行くときも、あっ、
この人は見たことある人って、ち
ゃんと見られてるから、
なんか出ていくときにも分からな
かったのかなと思うと。
>>ちゃんと管理してるところは、
管理、運営されている警察もいっ
ぱいあるんですが、
なんでなんだろうなと首をかしげるところがあるんですね。
これは、
逃走から1週間以上経過してから、
樋田容疑者が使っていた居室から
留置担当者を書いたメモと、
それからそれと一緒にプラスチッ
ク片が見つかってると。
毎日、