ここでは、
客室がフロントと分かれていて、
宿泊場所が街に点在しているのです。
街を歩くことにより、
ガイドブックに載っていない住民の生活を、
肌で感じることができる。
そんなねらいもあります。
歩くことおよそ2分。
宿泊場所に到着しました。
築52年の民家です。
この家は、長い間、
空き家になっていました。
昭和の薫りが漂う室内でしたが、リノベーションをすることにより、
このような立派な客室へと生まれ
変わりました。
>>この感じは、
外から想像できない特別な空間だね。
きれいだし、リラックスできるよ。
>>西九条ではこのように、
空き家を宿泊場所に改築すること
で、
空き家対策だけでなく、
地域に人を呼び込むこともねらっています。
今では13軒の空き家がホテルの
客室となりました。
料金設定もリーズナブルで、人気
を集めています。
さらに。
>>セカイホテルの宿泊客は、
このセカイパスを利用して、さま
ざまなサービスを無料で受けるこ
とができるんです。
>>お預かりします。>>なんと、
こちらの喫茶店では、
パスを見せるだけで、
モーニングを無料で食べることが
できます。
それ以外にも、
ただでタコ焼きが食べられたり、
銭湯も無料で利用することができ
るなど、
地域の店に宿泊客が集まるような
仕組みを作りました。
>>みんな西九条はね、素通りな
んですよ。
そういうので慣れてましたから、
地元を使っていただくっていうの
でね、
やっぱり活性化してんのちゃうかな。
>>西九条の経験とノウハウを、
布施でも生かすことができるか、商店街の人たちも期待しています。
>>若い人がいっぱい来てくれる
かなと思って、期待してますけれ
ども。
>>いきなり黒門にはなるいうことはできへんやろうけど、
ちょっとでもにぎわいが取れるよ
うなことになっていけばいいとは
思いますけどね。
>>地域の特色を生かし、街全体
をホテルに。
この新たな取り組みが、今後、
地域の活性化の切り札となるので
しょうか。
>>続いて。
>>レッツゴー!
>>若一調査隊。
>>きょうのテーマはこちらです。
大阪府内にたった2か所だけ!日
本の棚田百選で知られる能勢町で、
500年の歴史を誇る長谷の棚田
に大感激。
その水利を支えた驚きの土木遺産
とは。
>>ということで、棚田というも
のを、
今まで一度も見たことがないとい
う黒木さんを連れて、
すばらしい日本の原風景を訪ねて
まいりました。
ご覧ください。
>>秋、
実りの時期。
お米がおいしい季節ですよね。今回、
調査隊は、
そんな秋にぴったりの場所へ。向かったのは、
大阪のてっぺんと呼ばれる、
能勢町の長谷地区。ここに美しい棚田が広がっている
んです。
能勢電鉄山下駅から、阪急バスに乗って、およそ20分。
森上停留所が最寄りのバス停です。
>>棚田、分かりますね?
>>分かりますよ。
段々になってる田んぼのことです
ね。
>>段々になってる田んぼのこと
ですね。
>>農林水産省が、日本の棚田百
選というのを選んでおりまして、
景観的に優れた棚田を日本中で選
んでるんですが、その中でですね、