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2018/10/22(月) 15:50〜17:53 ten.【ノゾキミ!秋の“古都・奈良”観光客続々…シカを守る人々】[字]


によって、
観光客がけがをするケースも少な
くない。
この作業は8月下旬から年内いっ
ぱい続き、
その間、負傷したシカがいるとの
連絡が入れば、
そちらも即座に対応。
秋は何かと大変なのね。
切った角は、
ホームページなどで販売。
数千円で買えるものから、
中には数万円もする立派なものも。この売り上げも、
シカの保護活動のための資金に充
てられている。
ちなみにシカのふんも施設内で発
酵させ、肥料にして販売。
むだがないわね。
奈良でおなじみの鹿せんべい。この売り上げの一部も、
保護活動の貴重な資金源になる。


秋は修学旅行シーズンとも重なり、
この日もお店はお客さんで大にぎ
わい。
でも、
油断しているとあっという間に囲まれちゃう。
さらに。
こっちではズボンが餌食に、そこには、
角が生えたキャラクターのししゅ
うが。
敵と勘違いしたのかしら。
ヴィトンのバッグも、
よだれでびしょびしょ。
服もよだれまみれね。
>>あの子は私のお尻を何回もか
んでくるの。
なんで私だけか分からないけど。
楽しいわ。
>>でも、
なぜかおせんべいさんは襲われないのね。
みんな行儀よくお店の前で整列し
ている。
ところで、
うまくあげるこつってあるの?
>>上手にあげるこつ。

シカのおせんべい買っていただいたら、ちょっと歩かれたほうがい
いんですよ、そこで立ち止まらな
いでね。
歩いてね、歩いたほうがいいです
よ。
>>とはいっても。

>>無理や、これ。
>>奈良でおなじみの光景はこれ
からも続いていきそうね。
愛護会の職員のもとに、
負傷したシカがいるとの連絡が入った。
>>あのシカです。
>>あの、
あれですね、
座ってるやつ、分かりました。ちょっと見てみますわ。
>>参道の脇で座りこんで動かな
い牡ジカ。
ゆっくりと近づき、様子をうかが
う。
歩きだしたが、
明らかに左足を引きずっている。
捕獲を試みるが、ある問題が。
>>結構、
激しくこう、逃げたりとかするん
で。
現場は多くの人が行き交う東大寺
の境内。
麻酔に驚き、
突然走り出せば、トラブルになる可能性もある。
周りに注意しながら、
ひと気のない所までシカを誘導していく。
そして。
足の状態はどう?
>>なんかちょっと腫れてるんで、
中でもしかしたら、
ちょっとうみがたまったりとかし

てるかもしれないです。
>>診察の結果、
幸い骨には異常がなく、2日後、
無事公園に帰すことができた。
愛護会の手によって守られている関西を代表する観光地、
奈良。
人とシカが共存する掛けがえのないこの環境を、
ずっと大切にしていかないとね。
>>こちらに実際にシカの角がありますけれども。
立派ですよね。
どうですか?重さとか。
>>あります、しっかり重いです。
>>結構しっかり。
似合ってらっしゃる。
これね、
観賞用であったり、
伝統工芸用品に使われたり、
セットだと高くて数万円するもの
もあるんですね。安かったら数千
円くらいということなんですけれ

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