読レビ

円広志です。
お父さんすごいね。
あれ、岩。
◆岩？
庭？
◆庭の岩。
◆岩にこうやってるの。
あれすごい。

◆ずっと朝晩
さわりよったから。
◆あれ見たらわかるよ。
あれ、いらんのちゃうの、あんな
ところに置いてあるというのは。
◆うん…。
◆要らんの？
◆くれるいうたらくれんの？
◆あげますよ！
◆仕事の合間を縫って、
庭いじりをすることが
大好きだったという


先代のお父さん。
一つのことに集中するのは
血筋なのか
織田さんも、現在あるものを
つくることにハマっているそう
なんです。
◆何やの、これ。
◆スマホのスピーカーつきスタン
ド。
いきますよ。
◆出た。
めっちゃええやん。
◆ピアノの音がきれいに…。
◆これピアノの高い音はこっち？
◆高い音はこっち。
ウーハーでしょう。
◆一応そういうイメージはつくっています。
◆すごいな。
これ欲しいかもしれん。
◆これはあげませんよ！
◆やめてよ。
何でもくれくれ
くれくれ坊主みたいやん。
ちゃうねん。
俺はこれ売ったら売れるんちゃうかなと思ったんや。
◆電子機器を一切使わず、
木だけでつくられている
スピーカーつきスマホスタンド！
スマホを置くだけで、音が増幅される優れものです！
◆いやあ、

ええわ！◆日曜日にね、
仕事することが多くなったんです
よ。
仕事が。
日曜日ぐらいは、
音楽聞きながら、仕事しても
いいかなと思って。
◆わかりますね。
◆スマホをこうやって置いて聞きよってんけど。
◆音が小さい。
◆音が…。
◆第一響かへん。
◆何かできへんかなと思って。
◆これは何やの？
◆これはね、
◆これは違うでしょう。
◆昔の車の部品。
こんな形状のを見てたら、
そこにこれが１個ころがってたんですよ。
◆似とる。
◆これスピーカーになるやんかと。
◆これから音を出したらどうなる
と思って。
やっぱり車やから、
Ｆ１とかがおもしろいんじゃないかなと思って。
筒から出てくる金属音が
さらに増幅されてみたいな。
◆これ売ろうと思っているの？
商品開発しようと思ってるの？
◆商品開発しようと思ってんやけ

ど、
これがないの。
◆これがないわ。
◆これがないんですよ。
レプリカをつくったんですよ。
◆なるほど。
ほんまにもう。
ぎょうさんつくってるやん。
◆そうそうそう。
離れられない。
◆これ、奥さんの評価はどうなん
ですか？
◆いや、いまいち。
◆もうちょっと言い方があるやん。◆そうやな。
◆ちょっとすいませんね。これすごいで、これ。
奥さん、売れるとは思わない？
◆見た人はすごいすごいって。
◆俺もすごい思ったもん。
すごい思ったけど、
買う気にはならん。