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2019/01/04(金) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝さんメッセ黒田と大阪福島ぶらり▽明治からの伝統守る茶筒職人】


そもそも。
◆そもそもね、昔は、
茶壺やったんですよ。
◆壺。
◆壺、ちょうど明治の最初に
イギリスからブリキが来て、
このブリキで
軽くていいものをつくれるんじゃ
ないかと。
おまえ、手先起用やさかい、
こんなんつくりって言って、
始まったみたいです。
◆すごい!
◆これが機械化になってくると、
海苔の缶とかになっていくんです。
あれになっていくんですよ。
◆海苔の缶とかも全部茶筒が原点
ですか?
◆原点です。
◆そうか。


あの筒状のやつは。
水筒となり…。
ねっ?
◆水筒?
◆水筒とか。
そこから…。

◆水筒はちゃうぞ。◆違うか…。
◆水筒はこうやもん。
◆そして、ブリキだけでなく、
しんちゅうや銅といった
新たな材料を使いながら、
茶筒は進化していったそうなんで
す。
では、特別に、茶筒をつくる工房
に潜入です!
◆お世話になります。
お母様ですか?
◆あらまあ~。
おキレイなお母様!
◆さすが、これやな。
◆お茶ですから、
ゴマではございません。
◆美しい茶筒を生み出すには、材料を切るところから手作業でな
ければいけません。
◆切ったときの感覚で
大分、つくるときに変わるんです。
同じ人がずっと切らないとあかんです。
◆そうか。
◆コンマ何ミリ違ったら変わるので。
◆そうなんですね。

◆はかってやっても、
個人差がね。
その人の癖とかがあるかもしれん。何かわからんけどね。
◆材料を切るのは、専用の刀。
もちろん、この使い方にも職人の
技が!
◆天の川みたいな
帯みたいな。
美しいなあ。
◆ここを合わせて…。
◆うわあ~!
結構、さくっと行くんですね。
◆さくっといかんとだめなんですよ。
◆逆に?
◆はい。
◆これ、僕にもできますか?
◆やってみます?手は気をつけてくださいね。
◆アーティスト・鰻!
うまく切れるのか?
◆おまえ聞けよ!
どんな感じで切ったらいいんですかとか。
おまえさあ、何やねん!
◆ありがとう。
◆アドバイス、受けてから行けよ。
◆下の刃と上の刃で
はさみみたいなんですけど、
イメージは、はさみでティッシュを切るとき、ありますよね。
あのとき、そっと刃を合わせて
すっと合わせなかったら切れへん。
◆ティッシュ、巻き込まれますよ

ね?
やわらかいということですか。
◆このはさみの大きさを考えたら
やわらかいです。
◆ティッシュ、ティッシュ…。
◆これ返りがめちゃめちゃ出てま
す。
◆えっ?
返りって何ですか。
◆段差が。
◆ちょっと浮いてるやん。
ささくれみたいな。
◆これ、だめなんですか。
◆これだめ。
◆無理でしょう。
あんなに切れへんもんやと思わな
かった。
◆無理でしたって。
無理でしたって、それ無理に決ま
ってるやろ。

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