初めて姿を見せた公の場で、
一体何を語るのか。
＞＞司法のプロセスですから、
淡々と進むんじゃないでしょうか。
私たちはちょっと会社の仕事に集中したいんで。
＞＞特別背任の疑いで再逮捕され、
５０日間に及んでいる拘置所での
生活。
そのほおはこけ、以前より白髪が増えていました。
しかし、自信に満ちた口調で語っ
たのは。
＞＞私は無実です。
不正行為はない。
不当に勾留されている。
＞＞勾留の不当性と、
みずからの潔白についてでした。
去年１１月、
ゴーン容疑者は、
有価証券報告書にみずからの報酬を実際より少なく記載した金融商
品取引法違反の疑いで、
側近とともに逮捕されました。＞＞もちろん会社として、
断じて容認できる内容ではない。
＞＞先月２０日には、東京地裁が、
検察側の勾留延長請求を認めない、
異例の決定を下します。
ゴーン容疑者は保釈されるかと思
われましたが、東京地検は、
私的な投資の損失を日産に付け替
えたとして、特別背任の疑いで再
逮捕。
今月１１日までの勾留が決まっています。
そして迎えたきょうの法廷。
＞＞もうまもなく、
注目の法廷が開廷するとあって、
裁判所の前には、
非常に多くの報道陣が詰めかけて
います。
中には海外メディアの姿もありま
して、
注目の高さがうかがえます。
このゴーン容疑者の、
このニュースは、
フランスでもかなり大きく報道されていますか？
＞＞そう、結構。結構まあ、
みんなは結構気になる。＞＞今、長くゴーン容疑者、
勾留されてるわけですけれども、
その勾留が長いんじゃないかっていうふうな話は、やっぱりフラン
スでもいわれていますか？
＞＞そうですね、みんなが言った
ことは、結構日本はフランスより
厳しいといわれた、長いし、
そして食べ物は少ないみたいだっ
たから、みんなはびっくりしたみ
たいです。
＞＞ゴーン容疑者は意見陳述で、
自身にかけられている疑いを強く
否定。
＞＞捜査機関にかけられている疑
いはいわれのないものだというこ
とを明らかにしたい。
＞＞さらに、私的な投資の損失を、
日産に付け替えたとされる特別背
任の容疑については。
＞＞２００８年から２００９年に、
金融危機があり、
誰も想像しない最悪の事態でした。
知人から借りるまでの一時的な担保を日産にお願いするということ
でそうしたが、一切損害を与えて
いません。
私にとって日産は家族の次に最も
大きな喜びであった。
私は無実です。
不正行為はない。
＞＞繰り返し無罪を主張しました。
そのおよそ４時間後、
ゴーン容疑者の弁護を担当してい
る大鶴基成弁護士が会見を行い、
今回の手続きを取った理由を説明
しました。
＞＞検察官が逮捕状を請求して、
裁判所が逮捕状を発表して、
逮捕状を発付して、勾留状が出て
いますから、何も証拠がないとは
思いません。
しかし、
人を勾留するのに、
日産の一部の担当者が不必要な支払いだったと言っている。
その一方で、
支払われた先の会社の人が、
これは業務をきちんと行っていて、
それに対する正当な対価であると言い、
日産の別の人もそういう業務を行
っていたと言っていると。
そういう状況で、
果たして人を、
つまりゴーンさんを勾留するに十
分な嫌疑、
容疑があるといえるのかという点
を裁判所に訴えようと思いました。
＞＞海外メディアからは、