そういう情報とかも入ってくるし。
◆まだもしかして物件見つかって
ないんですか。
◆まだ見つかってない。
◆見つかってない?
2年やってて、見つかってないん
ですか。
◆いろいろお話はいただくんです
けど、
自分の資金とかいろんな面で出せ
るのが。
◆そっかそっか。言うたら、
これ、仮の姿でしょう?
◆今のところはね。
◆物件探しが本命でしょう。
◆そうなんですけど。
◆だって、物件が見つかったら
やめる?
◆ただこの自転車、
余りにも僕、
イコール三輪の自転車ってイメージが
ついてるし、もったいないです、
これを使って、
出前に行ったり。
チラシを暇なとき配りに行ったり
しても、何か、それはそれでいい
し。
いきなり静岡から帰ってきて、
店が見つかって、持ってやるよりも、こうやって2年ずっと
回ってたら、いろんなおっちゃん
とか、
おばちゃんとかと仲よくなってる
んで、
あの毎日、自転車で回ってた子が
いよいよ自分の店持てたよみたいな感じで言ってくれはったら、
最初、来てくれはる人が、スター
トダッシュのところで、
たくさんの人が来てくれはるかな
と思って。
◆お店の開業に向け、
少し遠回りしながらですが、
夢に向かって走り続けている染井
さん。
44歳独身。さぞ、ご家族も将来
のことを
心配しているのでは…
◆お母さんに聞いたことあります?
そういう話とか。
あんたちょっとどうすんのみたいな。
◆うちの母がね、
橘右佐喜といって、
こういう字を40年近く書いてる
人間なんですけれども…。
◆橘右佐喜さん。
橘右佐喜さんて名前聞いたことあるですけど、
◆昔、結構、テレビにちょこちょ
こ出してもらったりして…。
◆皆さん覚えておられる方もいる
のでは
ないでしょうか。
染井さんの母・橘右佐喜(うさぎ
)さんは20年以上前、
高視聴率番組だった
「ざこば・鶴瓶らくごのご」で
寄席文字を書いていた方。
いまだ結婚とは縁がない息子さん
のことを
どう思っているのでしょうか。
◆あの右佐喜さんですよね。
◆そうです。
ご存じなんですか?
◆もちろん、存じ上げております。
今こういう縁起のいいグッズを売って
奈良を自転車で走れているという
ことなんですけれども、
息子さんがちょっと
“縁”がないんですよ。
皆さんにちょっと身を削り過ぎて。
◆もう本当にご縁というのは大事なことですし、これは
本当にそうしたいと思ってできる
ものじゃないですけれども。
◆お孫さんの顔とか、
右佐喜さん、見たいないう気持ちは。
◆子供は大好きで、小さい子を見
るのは大好きなんですけど、
でもそれも
そんな望んでできることじゃないし、本当にこれもご縁だと思いま
すので。
◆すてきなお母様ですね、本当に。
◆いえいえ。
◆息子さん思いの。
◆応援はしています。
◆心配事も何もないですか。
◆はい、ありませ~ん。
◆すいません、ありがとうござい
ました。
失礼します。
◆失礼いたします。
すてきなお母様じゃないですか。
うれしいですね、