2019/04/26(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


かつて日雇い労働者でにぎわった川崎の宿泊所に
若い女性や外国人が殺到。
客たちが目指す外国人だらけのお祭りとは?
≫草野正一さん、76歳。
15年ほど前に体を壊し1日の大半を
この3畳の部屋の中で
過ごしている。
≫ここは、多くの人が行き交う
川崎駅から
徒歩でわずか10分の場所にある
日進町。
1泊1000円台の
簡易宿泊所が立ち並ぶ
いわゆる労働者の街だ。

草野さんは、7年前から
日進町の簡易宿泊所で
暮らしている。
現在は、この宿の2階が
生活拠点だ。
≫結婚と離婚を繰り返し


全国を転々する人生。
行き着いたのが
この部屋だった。
ところが、草野さんが過ごす宿の
1階をのぞいてみると…。
≫彼らは
フィンランドから来た学生で
この宿に2泊する予定だという。
≫更に…。
≫長期宿泊者用の2階は
そのまま残し
近隣住民の協力で
1階を観光客向けに
先月、リニューアルオープン。
築43年の簡易宿泊所が生まれ変わった。
≫土壁だった部屋は壁を塗り直し
明るい雰囲気に。
古かった水回りも
タイルを張り、今風に。
≫実は、今
かつての労働者の街に
大きな異変が起きていた。
≫川崎で、外国人だらけの謎の祭りを発見。
≫川崎駅から
徒歩10分に位置し
多くの簡易宿泊所が立ち並び
労働者の街として知られる日進町。
ここ、日進月歩も
その1軒だ。
しかし、そこには

ある異変が…。
≫今、なぜか多くの
外国人旅行者が宿泊している。
この日、やってきたのは
アメリカ・ボストンからの2人。
≫実は、この2人が
この宿を選んだのには
ある理由があった。
≫ロビーに置かれたこのコタツが
宿泊の目的の1つだったという。
≫そして、3畳1間の部屋へ。
≫そんな2人に
翌日の予定を聞くと…。
≫同じ日、泊まりに来ていたのは
フィリピンから来た女性。
彼女も…。
≫一体、どんな祭りなのか。
翌日、フィリピンから来た
レーマンさんに同行して
祭りに行ってみると…。
≫祭りが行われている金山神社の前には…。
≫実は、この祭り
子孫繁栄、安産、縁結びなどを祈願するため
1977年から始まったのだが
最近、インターネットの口コミで海外にも知られるようになり
外国人が殺到しているという。
≫そして神社に、ご神体がのったみこしが到着し
祭りは最高潮に。
≫外国人が熱狂する
知られざる

クールな川崎があった。
祭りを楽しんだ彼女たちが
宿泊していた、日進月歩。
もともとは、築55年の
相楽ホームという簡易宿泊所だった。
当時の宿泊料金は
1泊1000円以下。
高度経済成長期には
京浜工業地帯の工場などで
働く数多くの日雇い労働者が
宿泊していた。
そんな簡易宿泊所を
去年、大々的に改装。
1泊3240円からの
ゲストハウスとして生まれ変わったのだ。
殺風景な壁にアートを施すなど
華やかな印象に。
≫現在、女性客や外国人観光客に
人気の宿となっているのだ。
この日、宿泊していたのは