2020/02/29(土) 16:45〜17:58 劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説[解][字]


ドドが大けがを負う2週間ほど前の映像。
この時 ドドは3歳。
離乳期を迎えたばかりでした。
突然 片腕と同時に

母親も失ってしまったドド。
研究者たちは ドドは生き残ることは
できないだろうと考えていました。
ところが その予想に反して
ドドは無事に成長しました。
ドドが食べているのは


地面に落ちた木の実。
実のついた枝を
器用に脇に挟んで食べています。
でも どうして この辺りには
たくさんの木の実が落ちてるんでしょう?
あっ 木の実が降ってきた!
木の上には パパ。
ゴリラは 食事の時
木の実や枝をよく落とします。
♪♪~
家族と一緒にいるおかげでドドが食べ物に困ることはありません。
今では
すっかり元気を取り戻したドド。
大けがを負いながらも
無事に生き残ることができたのは→
パパの存在が大きいと
研究者はいいます。
けがをした直後のドド。
右腕をついて歩けないので どうしても家族から遅れてしまいがちです。
そんなドドを
パパは いつでも待っていてくれました。
決して 置いていくことは
ありませんでした。
♪♪~
やがて そうした行動はほかの家族にも伝わっていきます。
それから3年。
家族は今もドドをさりげなく気遣います。
群れの先頭集団を歩くドド。
その後ろには パパ。
後ろから見守っていれば

ドドが はぐれる心配はありません。
食事中も きょうだいたちが
ドドを守るかのように囲みます。
ドドへの気遣いは 当たり前のこととして
家族全員に浸透したんです。
優しい家族に見守られ
ドドは たくましく成長していきます。
再び サバンナです。
私たちは ある一頭のメスのライオンに出会いました。
彼女には 狩りを手伝ってくれる
仲間がいません。
名前は…
6頭の子どもをたった一頭で育てています。
このナイラ一家が
今日ご紹介する3つ目の家族。
半年前 ナイラは
ほかのライオンに縄張りを奪われ→
群れの仲間は
ちりぢりになってしまいました。
それ以来 子どもを連れ→
サバンナをさまよいながら生きてきました。
ナイラが狩りに向かいます。
しかし草原に子どもを置いていくのは危険。
しかたなく
子どもと一緒に出かけます。
慎重に間合いを詰めるナイラ。
でも 後ろにいる子どもたち何だか そわそわ。
あっ! 飛び出しちゃった。
慌ててナイラも追いますがこうなっては後の祭り。
諦めるしかありません。

幼い子どもを連れての狩りは簡単ではないんです。
苦労は ほかにもあります。
しゃく熱の太陽が容赦なく照りつける昼間。
縄張りのないナイラたちには
体を休める木陰や水場がないんです。
ただひたすら
暑さに耐えるしかありません。
その夜。
ナイラが 子どもたちを連れて歩き始めました。
やって来たのは 水場。
夢中で飲み始めた その時。
(ライオンの鳴き声)
ここは ほかの家族の縄張りの中。
ナイラたちの気配を感じ取ったようです。
ナイラだけでは到底 太刀打ちできません。
しかたなく 水を飲むのを諦めました。
翌朝。
水を求めて一晩中歩き回り
もうへとへと。
♪♪~
僅かな朝露がナイラと子どもたちの命を支えます。
♪♪~
苦労だらけの放浪生活。
ナイラは無事に 子どもたちを
育て上げることができるんでしょうか?
オスの子ども ウィリアムは
どうしているでしょう?
こちらがウィリアム。
1歳半ほどになりました。
体は大きくなっても まだ子ども。