年下のきょうだいとのんびりお昼寝中です。
ところが　そんなある日
ウィリアムに大事件が起こりました。
見回りから帰ってきたオス。
その目の前で　ウィリアムたちはのんきに獲物を食べています。
そこに近づくオス。

あっ　かみつきました！
♪♪～
さらにオスがウィリアムを追いかけます。
ウィリアムは抵抗しますが
到底かなう相手ではありません。
とうとうオスは　ウィリアムを
縄張りの外まで追いやってしまいました。
群れのオスは
体が大きくなったオスの子どもを→
獲物を奪い合うライバルと見なし
群れから追放するんです。
ウィリアムは
もう家族のもとに戻ることはありません。
待っているのは　過酷な放浪生活。
新たな家族と縄張りを手に入れるには→
ほかのオスに戦いを挑み
奪い取るしかないのです。
ちょっと待った！
今度は私のオススメの珍獣たちをご紹介しますぞ。
まずは
長～い鼻に　つぶらな瞳　ハネジネズミ。
自分専用の長い「道路」を作って
暮らしております。
道路の掃除が毎日の日課。


「よいしょ！　よいしょ！」。
このきれいな道路には
大事な役割があるんです。
天敵のオオトカゲが現れました。
するとハネジネズミは自分で整備した道路を猛ダッシュ！
いつもきれいにしておけば
慌てて逃げても→
つまずくことがないんです。
しかし　オオトカゲも諦めません。
すると突然　ハネジネズミ　急カーブ！
オオトカゲは　直進！
複雑な道路のおかげで
無事　逃げきることができました。
大きな耳のサーバルは
サバンナに暮らすネコの仲間。
おっと危ない！
１メートルもある大きな毒ヘビと対決です。
出ました！　必殺ネコパンチ。
毒ヘビの攻撃をひらりとかわしてとどめの一撃！
お見事！　サーバルの圧勝です。
うん？　迫力満点のお顔。
ハシビロコウ
という鳥です。
この鳥の特徴は　動かないこと。
１時間でも２時間でもず～っと　そのまんま。
あっ　動いた。
視線の先には小さな泡。
おっと　飛び込みました！
魚が水面に上がってくるのをじ～っと待っていたんですなあ。
珍獣たちは　いちにちんじゅう

見てても　飽きませんな。　なんて。　えっ？
あ～　ヒゲじい。
はい。寒すぎ！
あれ？
ハシビロコウも凍りついちゃってますよ。
えっ？　いや　そ　そんなことは…→
うっ　うわっ！あ～　視線が冷た～い。
失礼いたしました～。
再び　サバンナ。
縄張りを失い　放浪生活を続ける
母ライオン　ナイラの家族です。
ナイラたち
この数日間　何も食べていません。
子どもたちはもう　おなかペコペコ。
あっ　ハゲワシ。
弱った子どもを狙っているんでしょうか？
ナイラがハゲワシのほうに向かいました。
♪♪～
ナイラが突進。
拾ったのは食べ残し。
でも　これでは育ち盛りの子どもたちには到底足りません。
今日こそは　何としても
狩りを成功させなければなりません。
♪♪～
あ～　子どもたち　また走りだしちゃった。
これでは狩りになりません。
でもナイラは子どもの様子をじっと見ています。
そして　静かに草むらに身を隠しました。
子どもが　また走りだします。
ナイラがキャッチ！

なんと　子どもの動きを利用して先回りしたんです。
久しぶりの食事。
賢いお母さんのおかげで子どもたちは　おなかいっぱいです。
すごいね！　ナイラ。
♪♪～
群れを追われ　放浪の旅を始めた
ウィリアムは　どうなったんでしょう？
ある夜
３頭の若いオスライオンに出会いました。
（鳴き声）