2020/03/31(火) 14:05〜14:55 NHKスペシャル 選「ボクの自学ノート〜7年間の小さな大冒険〜」[字]


そんな うんちくを並べてから。
もう それだけで楽しい。
いや していません。
もう 趣味です。

こんなことして遊びましたノートで。ははははっ。
<小学生時代に
宿題として始まった この取り組みは→
ほとんどの人が
卒業とともに やめてしまったが→
僕は中学生になってからも


部活代わりのように続けてきた>
やめました。
やってるのは もう僕だけじゃないかと思います。
ああ もう
小学校の時で終わりです。
いや~ さすがに
中学は やってないですね。
もう課題でいっぱいって感じで。
あの~ 中学校に入ってからは→
読み手がいないノートに
なってたので。
先生に見てもらうものでは
ほぼなくなったので。
「誰に見てもらおう?」っていう
まあ そんな話。
最初は 変わってる子が
ノートを持ってきたっていうふうに→
私たちは 一番最初は言いましたね。
変わってるけども別に怪しくはない。
誠実さが見えるので。
<北九州イノベーションギャラリーの片峰陽子さんに→
自学ノートを読んで下さいと
お願いした>
これです。
これを…。
ここから 中学生なんですけど。
これを見て下さいって言って片峰さんに渡して。
こんなふうに
付箋をいっぱい貼って下さってね。
明日佳くんから たどたどしく

ノート渡されて。
見て 「うおっ!」って
思ったんですけども。
5ミリ方眼のマス目に
きっちり はまるような→
たどたどしい字の感じから→
一文字に込める思いが半端じゃなくて。
この文章の書き方は
すごいよねっていって。
さらさら書いてるふうではないよね
っていうのは→
もう 誰が見ても分かるんですね。
…っていうふうに思いました。
このノート書いたら
絶対 読んでもらえるって思ったから。
どんどん書きました。
<僕には 行きつけの資料館が→
市内に いくつかある>
僕 一番最初 会ったのは明日佳くんが中1の時だと思います。
みらい館に来たいということで
お手紙 頂いて。
まあ 彼が来て。
彼 すごくシャイな子だなという感じがして。
非常に こう ちょっと
恥ずかしがり気味にですね→
このノートを渡して頂きましたね。
おお! そう これ思い出した!僕 コメント書いたんだ これ。
ええ これ赤いの
僕が書いた字ですね。
こんなに こう 見てもらえる人が

いるんだっていうのが→
ほんと うれしかったですね。
資料館とか そういうところに行って→
読んでもらおうって考え…
ずうずうしく考えるようになりました。
え~と 自学ノートは
もちろんなんですけれども→
お手紙とか 新聞とかで
いろいろ取材したものの切り抜きとか。
こういう宛先がないものは
館に持ってきてくれるもので。
「はい 見て下さい」みたいな感じで。
基本的には突然 来られることが多いですね。
ある日 突然 その… 手紙が来まして。
こう その封筒を開けるまで「誰? 誰?」という感じでした。
あの…
連絡があったとか→
そういうのではなくって→
突然 お母さんと一緒に お見えになって見せてくれたので→
もう ほんとに 私も
びっくりしましたけど。
これ 名前しか書いてないですもんね?
そうですね。 だから 直接 本人がこうやって持ってきたので。
一度も 連絡して
来られたことはないですよ。
ある日 突然。
アポなし。 はい。
ノートを見ることになったのは→
明日佳くんが「よかったら見て下さい」って貸して下さって。
ものすごく楽しくて。