2020/03/31(火) 14:05〜14:55 NHKスペシャル 選「ボクの自学ノート〜7年間の小さな大冒険〜」[字]


難しい数学だけではなく→
例え話で 誰にでも分かりやすく
表現することに→
たけていたといわれています。→
自分の考えを伝える力はどのような分野でも重要だと思います」。
彼の長所 やっぱり これ
ほんとに これ すごいと思うんですよね。
私 スウェーデンの方で ずっと…。
うちの息子は10歳から25歳まで。私自身は…
スウェーデンの人口って
900万人ぐらいしかいないんですよね。
日本に比べて 15分の1とかぐらいしか

いないんですけども→
いろんな分野で優秀ですよね。
これ 何が違うのかっていったらやっぱり 個を伸ばすっていうか→
そこの考えだと思いますね。
例えば その 明日佳くんがやってるこの自学ノート。
これを もっと伸ばしていこう
というような教育をやると思うんですね。
ところが 日本の場合は どうしても
個々を大切にするんじゃなくて→
アウトプットとして 全員が
同じになるような教育をしてるような→
実は 気がしました。
一人一人 やりたいことは違うはずなのにもう みんな一緒みたいな。→
そういうところが
どうしても好きになれない。
みんなと 何で そろえないと
いけないのかなって思います。
彼「学芸員になるには


どうしたらいいですか?」っていう→
質問を書いてくれたことがあって。
それに 長々とお手紙 返したんですけど。
最近 お手紙で 悩みとか 進路のこととか
ちょっと書いてくれることもあって。
来てくれる時に 大変な話 聞いて。
生きてりゃ なんとかなるからみたいな話をして。
はい したりとか。
彼が うちをはじめいろんな文化施設に行ったり→
大人の人たちと交流を持ったりする。
世界を広めてるっていうことを→
見たり聞いたりすると
私は すごく安心します。
大きくなったね 何か 急に。
ぐんって大きくなって。
ノート持ってきてくれて→
返してもちゃんと お手紙もらうとか→
次のノートを見せてくれるとか。
必ず交流がそこから出るんですよね。
そういう交流を。
「友達と あまり遊ばないし部活もしない僕に→
『青春せな!』と言う人は
結構います。→
だけど 見えない所で僕は
メチャクチャ充実しています。→
でも反論はしません。→
言いたい人には言わせておけばいいと思います」。
明日佳くんの自学ノートには→
ほんとに ワクワクしたこととか楽しいこととか→
よくしてもらったこととかしか

書いてないんですよね。
だけど やっぱり 人間生きていれば→
嫌な それこそ不愉快なことも絶対あると思うんですよね。
だから まあ
学校だけが居場所じゃないし→
やっぱり こう
こんなふうに夢中になれるものとか→
ワクワクして生きるっていうこと
できないですよ なかなかね。
何か 自分は
変なやつだって思われてるんで。
学校 面白くないなと思いながらも→
自学ノートをやっていたらあっ 面白いなって。
行きたくないなとも思ったことも
何回もあります。
だけど 頑張って行きました。
毎日?はい。 一日も欠かさず行きました。
とっても目の大きな キラキラした→
すごい少年だなっていうのを覚えてますよね。
正直 学校でコミュニケーションが
あんまり取れないとか→
全然 感じませんでしたよね。
うん。
あの 改めて お聞きしますけど→
なぜ 小学校3年生でやって来た 彼に対して→
そこまで親切に
接してあげようと思われたのか?
実は 僕の少年時代と
ちょっと かぶったところもありまして。
それで やっぱり

明日佳くんに対する思いが→
やっぱり
深まったのかもしれませんね。
少年時代?
つまり 僕は 体が非常に弱くて…
そこの養護学校では→
必ず 日誌をつけるという時間がありまして。
自分が体験したこと
見たことっていうのを→
ちゃんと 日記につけるという。