2020/03/31(火) 14:05〜14:55 NHKスペシャル 選「ボクの自学ノート〜7年間の小さな大冒険〜」[字]


作家の佐木隆三をのぞかせた。→
そして 僕の夏休みは終わった>
そりゃ イラッとしますよ。あっ イラッとする?
イラッとしますよ!
勉強せんのやから。
<寝ようとしていたら→
母が夏休みの課題作文の話を持ち出した>
締め切りは月末やし
せっかく途中まで書いとるんやけ→
仕上げてしまったら?



あ~ 夏休みの課題作文ね。
2つ書いたら
加点するって話やったんよね。
途中までしか書いてなくって。
いや もったいないでしょう?途中まで書いてたんですよ。
もう すっかり忘れていたので→
さすがに「ゲッ!」って思いました。
<母の顔が 一瞬にして
文楽人形のガブのように変わった>
何で そんな大事なこと
早く言わんのね!
2学期の内申点が どれだけ大事か
分かっとるでしょうが!
だ… だって
他にやることもあったし。
あっちゃん
あれは自学でしょうがね。
<僕は優等生の作文が書けないし
美術は いつも居残りだ。→
絵でも作文でも→
僕は ひとつ仕上げるのに物凄く時間がかかる。→
下書きは最低3日
色塗りは2~3週間は かかるなんて→
普通は分かってもらえない>
先生から…
…って言われたりもしました。
今でも その言葉は僕の心の中に残っています。
そのとおりだなと思っています。
うん やっぱり いろいろありましたよ。
4年生ぐらいまでは

外で遊んだりとか→
うちに いっぱい
お友達 来てたこともあるんだけども。
5年生ぐらいから
もう 自学が忙しいので→
だんだん来なくなりました。
誰も来ないから 余計に自学に まい進しますよね。
そしたら ますます
お友達と遊ばなくなっちゃって。
5~6年以降は。
いても いなくてもあまり関係のないような子だと。
もう 空気みたいな存在やったんや
ないかなと思うんですけど。
学校が求める子供像と
明日佳は全然違うので。
まず 明るくないでしょ?
元気もないでしょ?
ははははっ。
そして コミュニケーション能力がないでしょ?
積極的でもないでしょ?
それがないと社会でやっていけないよっていう話も→
学校であった時には やっぱり
ちょっとショックだったですけど。
その時の話っていうのは
私の中に 今 まだ残っていて。
それがないと 生きて…→
こう社会の中で生きていけないんだったらうちは駄目やなと思って。
思っています。
明日佳みたいな子は昔もいたし 今もいるんですね。
じゃあ でも その子がね

居場所がないって言ったら→
じゃあ みんな 今まで その子たちは
どうしてきたんだろうとか。
いろいろ やっぱり思ってしまって。
だから 学校の言う 社会っていうのが何なのかって思って。
思いました。
いや もう あんまり思い出さないようにしようと思うんですけど→
やっぱ 何かの時に
うわっと こう湧いてくるので。
その時に助けてくれるのが ノート。
私を助けてくれるのが。
楽しいことばっかりですから この中は。
<楽しく自学ノートを書きながら僕の中で ある疑問が生まれ→
将来への不安になっていた。→
それは 自分が理系か文系かわからないということだ。→
僕は 次第に
一人で出かけるようになった>
あの~ 実は
私も これ見ててですね→
理系の子かなと思ったら
文も書けるし。
彼も どっち行ったら
いいんだろうかと→
こう 悩んでたような
感じがしてですね。
確か…
「私は 文章で表現する力と科学の力には→
密接な関連があると思います。→
相対性理論を発案したアインシュタインは→
時間や空間の伸び縮みについて