<顔から倒れた相手の髪をわしづかみにして→
何度も壁に
たたきつけたらしい>
<痴話ゲンカでは
済まされなかった>
もう終わり
はい 終わりだよはいはい…。
時間
時間…!
≪何やってんだよ!
お前よ!≫
(
容疑者) やめろっつってんだろ!
(
容疑者)やめろっつってんだろうがよ!
(
警察官) 女 離せ 女。(警察官) 押さえていいよ。
(
警察官) もう強制かな。(警察官) 強制。
(
警察官)手 掛けて…! そっち…。
(
警察官) 暴力 振るってるんだよ。
(
警察官) 行きますよ。
(
警察官) やったべ。
<男は傷害容疑で現行犯逮捕>
<パトロール中に駆け付けた自ら隊員によって→
署に連行された>
<通称…>
≪おはようございます≫
≪おはようございます≫
我々…
。
犯罪者に対しては
絶対に捕まえてやるという→
強い対決意識を
持っていただいて…。
…に当たっていただきたいと
思います。
<彼らの重要な任務は
薬物犯罪の検挙>
<職務質問などを通じて
事件を未然に防ぐことだ>
<県警の各部隊から→
えりすぐりの隊員90人が集められていた>
<午前9時>
<薬物犯罪を想定した職務質問の訓練が始まる>
ちょっと…
。
何だよ
何だよ!待ってください。
分かります
。
そしたら
上から ちょっと…。
<鋭い視線で
訓練を見詰めるのは→
芝田三四郎警部補>
<若手の教育指導を任されていた>
(
芝田警部補) 何かしらやましいことあるヤツってのは→
「
待ってくれ」っつってもどんどん すり抜けて行こうと→
すんですけども
ここで…。
「
ちょっと待ってください」と「すいません 待ってください→
協力してください
お願いします」ってことで→
こっちも
やっぱ ある程度の…。
<長く
検挙数トップを維持している芝田は→
自ら隊のエース>
<職質のエキスパートを同僚たちは こう呼んでいた>
(スタッフ)
人間ゴスホーク?はい。
<ゴスホークとは
猛きん類の頂点に立つ 大鷹>
<飛び抜けた視力を誇り
スピードを武器にして→
狙った獲物を決して逃がさない>
これは 多分…。
…だと思いますね
生まれ持った。
(スタッフ)
ハンパない?ハンパないっす。
(
芝田警部補) よっしゃあ…。
<人間ゴスホーク
芝田を追って→
私たちは
その超人的な能力を目の当たりにすることになる>
<警らに出たのは
大型店舗が並ぶ国道沿い>
<広い駐車場が
白昼→
薬物の取引場所になることも