>>ありました、この建物ですね。
ナフタランヘルスセンター、健康
と書かれています。
>>何か医療関係な、国際的イベ
ント誘致の切り札なのだろうか。
われわれを待っていたのは、医者。
おもむろに服を脱ぐよう促され、診察台に。
一体、
何が行われるのだろうか。
始まったのはなんと、心電図の検
査だ。
>>特に以上はないですね。
入ってもいいですよ。
>>入る、
とは、どういうことなのか?
言われるがまま向かった先にあっ
たのは。
この液体、
すべて原油だ。
アゼルバイジャンは資源に恵まれ
た国。
カスピ海に油田を持ち太古に衰弱
したラクダが石油につかり、元気
を取り戻したという伝説から、今
でも石油風呂として親しまれてい
る。
>>あー、
おー。あー。
すごい。
どろどろしてますね、これ。
においも、
いわゆるオイルのにおいがかなり
しますね。
お風呂の温度自体は、
普通のお風呂とそんなに変わらないんですけれども、入って2、
3分で汗が止まらなくなってきて、
かなり効いているのが分かります。
>>石油や天然ガスなどの資源が
豊富なアゼルバイジャンは、
別名、火の国とも呼ばれている。
そこから生まれる潤沢な資金、
オイルマネーこそが、
国際的イベントを次々と誘致する源泉なのだ。
資金力では大阪に勝るアゼルバイ
ジャン。
ただ、
その強みは国民性にもあるという。
>>すみません、こんにちは。
失礼します。よろしくお願いします。
>>よろしくお願いします。
>>ダータシ紀子さん。バクーで暮らして7年以上になる
という彼女に話を聞いた。
>>基本的にはすごく素直で、
親切な人が多いなというふうに思
いますね。
本当に人を助けたりすることに、
ちゅうちょせず助けてくれるというか。
>>子どもを持つ親としても、
バクーは住みやすい街だという。
バクーのメインストリートを案内
してもらうと、取材班は、
あることに気が付いた。
>>歩いてて、
ごみとかってほとんど落ちてない
んですね。
>>ごみは、すごい、
みんなでお掃除をしてるし、
あっ、
そこにもいるけど。掃除する人がいっぱいいますね。
>>街なかのごみはすぐに掃除さ
れ、
落ち葉一つない徹底ぶりだ。
>>マナーがいいからきれいっていうよりは、
お掃除してるからきれいっていう
感じしますね。
やっぱりきれいに見せたい、
いい印象を。
>>見え方、
すごい気にしてる国?>>それはあると思いますね、す
ごく。
>>見え方にこだわり、徹底的に
きれいな街。
万博を開催し、外国人を受け入れ
る準備は、大阪よりも整っている
のかもしれない。
>>ここはアゼルバイジャンのお
菓子を売ってるとこで。
>>紀子さんが案内してくれたの
は、
中心部にある土産物店。
伝統的なお菓子が数多く陳列されている。
>>これはアゼルバイジャンの伝
統的なお菓子、
バクラバです。
>>一つ一つ丁寧に商品の説明をしてくれる店員。
すると。
まだ購入してもいない商品を、
おもむろに開封し始めた。
この店では、
売られているお菓子を、