藤記者です。
よろしくお願いします。
＞＞よろしくお願いします。＞＞まずこの山田被告の様子はど
うでしたか。
＞＞そうですね、判決が言い渡さ
れる間は、ほとんど上を向いてい
るような感じで、
天井を見上げるような姿勢を取っ
ていました。
そして今、ＶＴＲにもありました
ように、最後は引っ張られるよう
にして出ていくというような感じ
で。
今までの裁判と、
見てる感じだと、同じような感じですね。
＞＞そしてご遺族に対して、
礼をするしぐさも見せたと。＞＞そうですね、２回、
遺族のほうに礼をして、裁判長の
ほうにも２回礼をして、引っ張ら
れるようにして出て行きました。
＞＞今回の裁判所の見解がこちらですね。
３つ、大きな争点がありましたが。
＞＞そうですね。
まず１つ目の大きな争点が、この
星野君の死因ですね。
星野君の死因がなんだったのかと
いうところが、
検察側と弁護側でそれぞれ対立し
ていたんですけれど、
この星野君の死因について、
大阪地裁は検察の主張どおり、
窒息死なんだと認定しました。
まずどういうふうな理由で窒息死だと認定したかといいますと、
この星野君が、
まず、健康な中学１年生だったと、防犯カメラの映像、
当日の映像を見ても、
健康な様子なので、
その星野君が突然死するという可
能性は非常に低いだろうと。
そして熱中症で当日の気温などか
らも、
熱中症で死ぬ可能性も非常に低い
としました。
その上で、
ではなぜ死亡したのかというところなんですけど、
このピンク歯があるというところ
で、
このピンク歯があるということは
ですね、これ、頭部に血がたまっ
てないと、
ピンク歯というのが起きないそうなんですけれども、この状況が、
遺体が、
つまり頭が下にあれば、このピンク歯が起きる状況になるんですが、
これがピンク歯が左右対称にある
のと、
頭のうっ血も左右対称にあるので、
これはもし、
そういうことが状況が起きるので
あれば、
例えば宙づりになっているか、
普通の状態のままで首を絞められた状況になるんだと。
今回は宙づりではないので、これ
は窒息死なんだというふうに、
大阪地裁は認定しました。
そして２つ目の大きな大きな争点、平田さんへの殺意なんですが、
これも殺意がありだと認定しまし
た。
つまり、かなり長い時間、首を絞
めないといけないということなの
で、
当然危険だということは山田被告も分かっていただろうというふう
にしました。
ただここで１つ、
検察側の主張が、
口封じのために殺害したんだというふうに主張していたんですけど、
ここについては、
実は証拠上、
どちらが先に死亡したのかという
のは、認定できないというふうに
なりました。つまり、
星野君が先に死亡したのか、
平田さんが先に死亡したのかが分
からないということで、実は今回、
それぞれのパターンを検討したみ
たいなんです。
で、
それぞれのパターンで検討した結果、
やはりどちらかが先に殺害された
としても、
２人目は口封じだろうというふう
な認定をしています。
＞＞直接証拠が、増田さん、
乏しいという今回の大きな特徴があるんですよね。
＞＞でもこの男性、この男と出会
ってなかったら、
この２人の子どもは、
亡くなっていないわけですから、やっぱりどうしてもこういう事件
って、感情論で見てしまいますけ
ど、
そうなるやろなと思いますし、