大統領が政権運営をしているのか。
現場で見ていくと、
こういうことがやっぱり見えてくるんですね。
前の政権をやっぱり完全否定する
と。
これもやっぱり怨念といえると思
うんですね。
増田さんもおっしゃったように、
前の政権の人というのは、日本との関係改善というのは、
実は少しずつ進めていたというこ
ともあるんですね。
例えば北朝鮮のことについては、
日本と共闘する形で敵対関係にありました。
慰安婦問題を解決しようというこ
とで、
支援財団なんかも作った。
一方で今、
問題になっているこの徴用工を巡
る裁判については、これはもう、
韓国政府の責任だというようなこ
とで、
判決が出ることを延期をしている
というようなこともあったんです
ね。
一方で、
政権が変わって、今度は180度
政策が変わって、
北朝鮮に対しては対話路線、そし
て日本に対しては、
支援財団を解散をする、そして、
この徴用工を巡る裁判でも、
日本の企業に補償しろという、
慰謝料請求の権利を認めるというようなことで、尊重するというこ
とで、
こうして見ると、やはり前の政権に対する怨念、批判というものが、
根底にある。ここから見ると、今、
どういうことが動いているのかというのが、少しずつ見えてくるん
じゃないかというふうに思うんで
すね。
>>まさしく180度変わってし
まうんだということなんですね。
>>そうですね。
この今の大統領の政権も、
この1年、大きな変化があったん
ですけれども、例えば、
2月にはピョンチャンオリンピッ
ク・パラリンピックがありました。
そして南北の首脳会談が4月にあ
って、
アメリカのトランプ大統領と念願
の会談ができるようになった。
前半は、
非常にうまくいっていたんですね。ただ、
これが後半戦に入って、
この年内にいろんなことをやろうというふうに約束をしていたんで
すけど、
それはことごとく今、できなくなってきているということ、
この朝鮮戦争の終戦宣言というも
のもメドが立たない、
そして北朝鮮に対する経済支援、
これもやはり国連、
アメリカの支援の制裁解除がやっ
ぱり得られないと、
アメリカとの関係もなかなかうま
くいっていない。
そして、最も頼みの綱、今、
この時期にやっぱりソウルにキム・ジョンウン委員長を招くことで、
なんとか自分の勢いをもう一回取
り戻したいというふうに考えてい
たんですけども、
なかなかそれもうまくいかない。今、
どういうふうな支持率の状況にな
っているかということなんですけ
れども。
最初、
この政権が始まったときは、
80%を超える支持率だったのが、
北朝鮮のキム・ジョンウン委員長
との関係がうまくいかなくなると、
支持率がたちまち落ちます。
そうすると、
前の政権の反対派といわれる人た
ちの勢いが今度は盛り返してくる。
そうすると、また支持率が下がっ
て、今は、
半分ぐらいの48%ぐらいになっ
ているということなんですね。
これに対して、じゃあ特効薬は何
かということが、まさにこれ、
日本に対すること、この徴用工の
問題、
慰安婦の問題、
そして領土の竹島の問題なんかをやはり表に出す、
これ、増田さん、
まさに先ほどおっしゃったように、
なぜころころと変わるのかという
のは、これ、
対日本に対して何かをしよう、
関係を悪化させようということではなくて、
やっぱり内向きの国内的に自分の