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2019/03/08(金) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝大阪・ドーム前ぶらりおもちゃで幸せ掴む男▽岩おこし劇的進化】


◆言いました、300万でって?
◆それは言うてません。
◆確かに言えないですね。
◆それは言えないです。
◆それが?
◆それをちょっとずつ
雪だるま風に。
◆彼女のおかげじゃないですか。
◆そうです。◆彼女は?
◆結婚したいと思ったけど、
僕、フラれましてん。
お金もないし、向こうお嬢さんで
したから。
◆なるほど。

◆そのときは金がないし。
◆お金ないですわ。
金なし、
コネなし、学歴なしですよ。
◆そのときはね。
大学は?


◆高校も中退ですわ。
◆高校中退?
◆家が倒産して。◆ええ~!? そう考えると、
社長、大成功者ですね。
◆まあ、
大したことはないんですけどね。
◆いやいや。
◆ゼロから始めた商売が
次第に大きくなり、
海外に販路を広げるまでになって
いったそうです。
◆今はどうですか。
ご結婚はされているんですか。
◆はい。
◆今の奥さんは喜んでるでしょう?
さすがに。
◆家内は死んでしまったんです。
阪神・淡路大震災で。
◆二十数年前。
ご結婚されてどれぐらいのときで
すか。
◆子供が5歳と8歳でした。
◆ええ…。
◆1995年の
阪神・淡路大震災。
当時、
東灘区に新居を構えたばかりだった
藤井さん。
未曽有の大災害で
最愛の奥様が

帰らぬ人となってしまったのです。
◆お子さんも、もちろん、おられ
て?
◆みんな一緒に横に寝てたんです
よ。
ほんで、上の
屋根が落ちて。◆うわあ。
どこですか、場所。
◆東灘区です。
◆ほんなら、大きかったですよね。東灘区は。
◆全部、アウトでした。◆奥さんだけ?
◆そうです。
僕らは、もちろん、下敷きになっ
て、近所の人が
助けに来てくれた。
◆軌道に乗る前、おったときに、
苦労をかけたなというのはあります?
◆2人でやっぱり、アパートに住
んでまして、仕事が終わってから
ご飯食べて、風呂に行って、
あがったとよって言って、
最終で、11時、12時ですよ。
◆昔のそれこそ、
「神田川」の。
◆あれが本当にいってました。
◆風呂なしアパート?
なかなか苦労もかけましたね。
◆そうですね。
◆食べるものとかも。
家に入れるお金も。

◆もうわからないです。
もうかったお金で商品を買ってま
した。
◆仕事もあるしね。
◆買うと、また売れるから、
またもうかったお金で商品を買う
わけです。
それがちょっとずつ
◆なかなか家に入れるというのも
…。
◆ないですわ。
◆さすがにちょっとあれでしょう。
◆1年死にました。
◆深い悲しみに打ちひしがれ、
1年もの間、
抜け殻のような状態だった藤井さ
ん。
しかし、ある朝、お兄ちゃんがし
っかり弟の手を引き、
登校していく姿に、

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