2020/01/28(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


朝5時ごろに
政府からフライトのキャンセルの

連絡があったということです。
渡辺≫その理由は
なんですかね?山本さん。
山本≫なかなか日本政府としては
本日中に
チャーター機2機を入れて
邦人の大部分を
帰国させたいという考えを
持っていたんですね。ただ、日本だけではなくて
中国には世界各国から
自国民を帰国させたいという
要望が殺到しているんです。
いわば、順番待ちになっているんですね。
そうした中で
今日になって中国側から
今日の深夜でしたら
1機入れていいという許可が出たみたいなんですね。
それである意味、先遣隊を


1機向かわせるわけなんです。
ただ、政府は計3回のフライトで
邦人の帰港を完了させたい考えなんですね。
渡辺≫650人くらいの方が
いらっしゃるといわれていて
搭乗できるボーイング767は
270人でしたが大体1回目が200人でした。
ということは3回くらい
必要になりますよね。
山本≫3回必要になるんですが
中国側も少ない空港職員の中で
相当ハンドリングに
苦労しているんですね。
それと各国との調整の中で
2機目、3機目が
どういう段階で派遣させるのか
まだちょっと時間がかかる見通しになっています。
渡辺≫延増さん
全日空が選ばれた理由は
どういうことですか?
延増≫もともと武漢への直行便を運航しているのが
最大の要因ですよね。
運航やオペレーションなどで実績がありますから
当然、慣れているところが
あると思います。
渡辺≫当然、200人の日本人の
武漢在住の方々が搭乗してくるわけで
機内ではどんな手順で
日本に向かう形になるんでしょうか?
延増≫ポイントは2つあります。

まず機内食ですが
機内食は
機内の中で提供されません。
武漢空港のゲートでどうやら
ボックスミールといわれる温めなくても食べられる
簡易的なお弁当と飲み物が
配られるらしいんです。
それどういうことかといいますと
機内の中で
いわゆるCAさん
客室乗務員さんが
普通、機内食は
手渡しで渡しますよね。
それを避ける、つまり
不要な接触を避けるという
これが感染を広げないための
最大の対策だということです。
もう1つありまして
旅客機は270席設けられていて
1期目で200人を
乗せるということなんですが
余ったスペースを
どうするかというと
隔離席を作るんですね。
隔離するスペースを作るんです。
どういうふうに
利用するかというと
機内でどうやら
検査が行われるらしいので
その検査で例えば、何か異変や

罹患が見つかった場合に
隔離席に移動してもらうと。
そういう対策がどうやらとられるみたいです。
渡辺≫今、羽田空港の
ライブ映像が映っていますが
これ、全日空機ですね。
この機が武漢に向かうとみられる
機体ということのようですが
当然、そうすると乗客の方々は機内に入ったら
そこで検疫やスクリーニングを
行うということですね。
山本≫全日空機内に
そういった検査のスペースを作って、羽田に着く前に
入国する前に
一通りの検査を終わらせるという
考えを持っているようです。
帰国後は自宅観察をして
2週間ほど
外出を控えてもらうのか
一定の施設に宿泊してもらうのか