結果が出ているので今後、年末から年始の
皆さんの人の動き
接触具合が反映されてくるので
要注意というところですね。
羽鳥≫今後も要注意と。
本庶先生、この首都圏
あるいは大阪の最近の感染拡大
理由については
どうお考えになってますか?
本庶≫これは今、北村先生が
おっしゃったように
人と人との接触の機会が
増える時期ですから
これは当然
前から予測されたわけで
そういう意味では
ここまでは誰もが想定した
シナリオどおりに
これが進んでいると
言わざるを得ないですね。
羽鳥≫ならば打てる対策はあったのではないかと。
大隅先生、いかがでしょう。
感染拡大の理由について。
大隅≫なんとなく感覚的に
皆さんにお願いするっていうような感じで
年末年始が送られたので
これぐらい増加するのは当然あったと私も思います。
やはり、具体的に一人ひとりが
どうしてくださいっていうことが
もう少しデータもそろえながら
話をしないと
今のように1年も続いてくると
だんだん自粛っていうのが本当に難しくなるっていう事態で
それでもものすごく自粛してたと
思うんですが
それでも
こういう事態だということを
受け止めないと
いけないんじゃないかなと
思います。
羽鳥≫政府の説明に根拠、データが
必要だということです。
そして、変異種ですね。
変異種の流行が
この感染拡大にという可能性は
どうなんでしょうかということで
脇田さんですけども
国内の感染者で孤発例
クラスターじゃなくて感染経路不明ですね
その検出はないと。
ただ、国内に侵入する可能性も
頭に置いていますよということで
変異種についてのコメントですが本庶先生は
この変異種の国内での流行と
これまでのワクチンの変異種への有効性については
どうお考えですか?
本庶≫これはまだはっきりした証拠がありません。
国内でも大きな変異種の拡大は
知られていませんし
ワクチンが
有効かどうかに関しても
今のところ
きちんとしたデータはなくて
行動とかから
この変異種は大丈夫だろう
この変異種はひょっとしたら
という程度の問題なんです。
だけど、こういうことは
これからもずっと起こるし
これまでも
ずっと起こってきたので
これも含めて
対策をしていかなきゃいけない。
これはもう想定内の現象だと
私は考えています。
羽鳥≫これも想定内であると。
大隅先生はどうでしょう?変異種に関しては。
大隅≫例えばイギリスが
今、もちろん
一番深刻な事態ですけど
ワクチン接種が始まっていますけど
効果が見えてくるのってやっぱり
相当時間がかかると思うので
それを冷静に見守る必要は
もちろんあるんだろうなと
思います。
羽鳥≫まだまだ先ということですが…。
大隅≫それとワクチンは
1つの素晴らしいのが
開発されたら
それでおしまいというほど
単純なものではないだろうと
思っています。
羽鳥≫変異というのはあると。
高木さん、変異種について何か質問ありますか?
高木≫変異種ですか?
質問というか、ゲノム解析とよくいいますけど
日本の国内で今、変異種が
どれだけ広がっているかというのを
恐らく