遺伝子を一生懸命解析して
見つけていかないといけないと
思うんですね。
その前提に検査数が
きっちりと増えていくということしか
もうないような気がするんですが
検査数も、どうも東京で1万5000件ぐらいで
これ以上
なかなか増やせないんじゃないかということが
いわれている中で、少しでも…
7都府県が増えて
今、11都道府県で
感染拡大しているところで
どんどん調べていって
更にそれを
きちんとしたデータ化して
専門家の誰もが
それから病院にお勤めの方たち
それから私たち普通の人でも科学的な知識があったりとか
そういったものがわかる人が
少しでもそこにアクセスして
その状況を知るっていうことが
できることが
解決につながるかどうかは
それは専門家たちのお力と
政府のお力なんだと思うんですが
少なくとも私たちが自分で情報を獲得できるということで
政府の今、ちょっと
メッセージ性が弱いとか
首相のコメントに力がないから
人の動きが
なかなか止めてもらえない
お願いを聞いてもらえないっていうところもあるので
自分で確認して
やっぱりこれは
広がっているなとか
危険だなという判断が
少しできると
いいのかなっていう気も
今は、してます。
羽鳥≫そうした状況の中で
今日はお二人に
お越しいただいておりますが
ノーベル生理学医学賞を受賞した
4人の研究者が
緊急共同声明を出しております。
その4人が2012年に受賞した京都大学の山中教授
2015年に受賞した
北里大学の大村特別栄誉教授
そしてお話を伺っております
2016年に受賞しました
東京工業大学、大隅栄誉教授
2018年受賞の京都大学の本庶特別教授になります。
なぜ、この4人の方々が
今、声明を出したのか。
過去1年にわたる
新型コロナの感染症が
いまだに収束せず、首都圏でも
緊急事態宣言が出された。
こういう状況に
なっているというところで
この4人の方々は
政府に5つの提言
その実行を求めると。
本庶先生、この声明を出した理由改めてですけれども。
本庶≫もちろん
政策決定というのは
色んなことを…
経済対策、色んなことを含めて
財政出動とかね
出されるものですからこれに対して
直接我々が
言うということではなくて
やはり医学、生命科学の
研究者の立場から
やはりこういうところが
もう少し強化されれば
対策も有効になるんじゃないかと
こういう点を少し強調したほうがいいと思って
5点を示したと。
中には短期、中期、長期と
別の視点が入っていますけど
あとでまた、個別に関してはご質問に答えたいと思います。
羽鳥≫お願いします。
大隅先生、今、提言された理由ですけれども。
大隅≫たまたま
私は緊急事態宣言が
発せられたということと
一致したので緊急事態宣言そのものに対して
どうこうというよりは
もう少し、コロナ感染というのを
我々、どう捉えたらいいか
ということと
どういうふうに
収束に向かうための道筋を
見つけようかということのための
私たち提言を出したほうがいいだろうということで
このタイミングで
出たというふうに
ご理解いただければいいと