高校生が無免許だったこと、バイクが盗難車だったことを発表。
その上で、
>>では関西のニュースをお伝えします。
>>アスベストによる健康被害を
巡る裁判で、
大阪高裁はきょう、
国とメーカーの責任を認めたうえで、
元作業員らを全面的に救済する全
国初の判断をしました。
>>国はアスベスト被害者に謝罪
しろ!
>>謝罪しろ!
>>アスベストを吸い込み、
肺がんや中皮腫などを発症した元
作業員らの訴えは届くのか。
>>おー!
大阪高裁全面勝訴!>>きょう、
大阪高裁は国やメーカーの責任を
認め、
元作業員らも全面的に救済する、
全国初の判断を言い渡しました。
熱に強い一方、
価格が安く、
奇跡の鉱物と呼ばれたアスベスト。
多くの建設現場で使われてきましたが、
2000年代に入り、多くの作業
員が、
肺がんや中皮種などの病気を発症
している実態が明らかになりまし
た。
京都府長岡京市に住む、
中尾ともみつさん77歳。
29歳のころから、
建設現場で内装工として働いてい
ました。
>>一番初めは、せきやらたんが
えろうて、
出るって、レントゲン写そういわ
はって、
うつさはったら、いや、これはお
かしい、なんかがある、
アスベストみたいやいうことにな
って。
>>診断は、
び慢性胸膜ひこう。呼吸機能は健康な人の半分以下で、
休み休みでなければ、病院にも通
えない状態です。
>>これはアスベストが入ってる
し、施工のときはマスクをして作
業してくださいとか、いろんな文
句を、材料に書いたらええやんか。
そんなこと、ひと言も書いてない
やんか。
>>健康被害を受けた元作業員ら
が、
国やメーカーを訴えた裁判は、全
国で起きています。
しかし、2016年までは、ほと
んどの裁判で国の責任は認めつつ
も、メーカーの責任は認めていま
せんでした。
ところが、
中尾さんたち京都府在住の元作業員ら27人が訴えた裁判の1審判
決で。
>>やった。
>>勝訴、勝訴です!
>>全国で初めて、
メーカーの責任が認められたので
す。
その後、
同様の判決が続いたものの、
ことし3月の東京高裁では一転、
メーカーの責任は認められず、
司法の判断が分かれる中、
きょうの判決に注目が集まっていました。
もう一つの争点が、
一人親方と呼ばれる、
個人事業主の救済です。
これまでの判決では、
基本的に元作業員を救済する一方、
同じ労働でも、個人事業主の場合、
国が責任を負うべき法律上の労働
者に当たらないとして、請求を退
けてきました。
ところが、
ことし3月の東京高裁の判決では
一転、国は、
一人親方にも法的義務を負うと初
めて判断されたのです。
建設業界には、
この一人親方が非常に多く、中尾さんもその一人。
きょうの判決でも認められること
を祈り、
法廷へ向かいました。
そしてきょう、
大阪高裁は、
すべての原告に対する国の責任と、
メーカー10社の責任も認め、
合わせておよそ3億円の賠償を命じました。
さらに、